桑の海 光る雲

桑の海の旅行記・エッセー・書作品と旅の写真

鳴神山のカッコソウ(2024)

2024-05-03 21:31:41 | 日記
新しい登山靴を買ったので、足慣らしついでに鳴神山に登り、ついでに見頃のカッコソウを見てきました。
カッコソウはもう何度も見ていますが、ちょうど良い時期に当たったのは初めてでした。
シカの食害がひどく、厳重に網で囲われていましたが、おかげで人工的に増やして植えた株も多く根付いており、花が咲いていない株も多く見られ、年々花が増えているように思えました。
カッコソウの植生地のすぐ下には、これまたほとんど見られなくなったルイヨウボタンの群落があり、ここも厳重に網で囲われていました。ルイヨウボタンの花も地味ですがなかなか可憐でした。






ルイヨウボタン
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屋敷山のミツマタ群落

2024-04-07 17:28:10 | 旅行記
屋敷山のミツマタ群落にようやく訪れることができました。斜面一帯がミツマタで埋め尽くされてておりびっくりしました。見頃はやや過ぎたとの情報を得ていましたが、十分にきれいでした。ミツマタの花は良い香りがするんですね。初めて知りました。
登りとは反対の方角へ降りて、神戸駅の花桃と桜を見て帰途に就きました。










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利尻山の山頂から飛び降りた!?

2024-01-21 22:05:35 | アート・文化

念願の坂本直行の描いた油彩画を落手しました。オークションだったのですが最後まで頑張りました。予算ギリギリでの落札でした(実はちょっとオーバーしたのですが)。清水の舞台ならぬ、利尻山の山頂から飛び降りてしまった次第です。
20年ほど前に、利尻島の鬼脇から見た利尻山を描いた坂本直行の水彩画を入手したのが坂本直行の絵のコレクションの最初でした。今回入手した油彩画も同じ鬼脇から見た利尻山を描いたもので、オークションで見つけたときに運命を感じました。(もし昨年の坂本直行の番組がNHKで放映された頃だったら、今回ほどの金額では入手できなかったことと思います。)
これでわが坂本直行コレクションはちょうど10点となったし、念願の油彩画、しかも登ったことのある山を描いたものを入手できたので、坂本直行の絵を買うのは終了することに決めました。
額装が好みでなく汚れもあるために、いつもお世話になっている画材店で新しい額を調達しました。UVカットのアクリルガラスを入れてもらったので、部屋に飾って毎日鑑賞しようと思います。
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懐かしい再会と大雪高原温泉の紅葉

2023-10-11 21:00:34 | 旅行記
大雪山の麓にある愛山渓温泉で懐かしい友達との集まりがあるため、いささか無理をして渡道してきました。
当初の予定では、どこも紅葉が終わっていると予想されたので、レンタカーで気の赴くままにドライブでもするつもりでした。ところがこの夏の暑さで大雪山も紅葉が半月遅れているとのことだったので、大雪高原温泉沼巡りの最終日に半月遅れの紅葉を楽しむことができました。この時期にこれだけきれいな紅葉を見ることができるとは予想だにしていませんでした。ちなみに高原温泉の今年の紅葉シーズンは雨にたたられ、この日が初めての晴天とのことでした。シャトルバスの運行は既に終了していたので、高原温泉の駐車場は満車、林道には路駐した車がずらりと並びました。
高根ヶ原の縁には真っ白い雪が見え、遠く緑岳は真っ白な雪をいただいていました。バショウ沼のナナカマドは既に枯れており、滝見沼・式部沼から上では紅葉はほとんど終わっていましたが、エゾ沼から下は8年前の秋分の日に訪れたときと変わらない見事な紅葉・黄葉を眺めることができ、感動しました。特に空沼からヤンベ分岐までの紅葉が見事で、このあたりは人も少なく(多くの人が緑沼か高原沼か空沼で引き返すため)、至る所できれいな紅葉を眺めることができ、写真を撮りながらのんびり歩きました。この日の夜は愛山渓温泉で懐かしい皆さんとつかの間の再会を果たし、楽しいひとときを過ごすことができました。
翌日は愛山渓温泉から当麻乗越まで往復しました。愛山渓方面の紅葉はもう終わっていました。六の沼あたりからは登山道に雪が積もっており、1591ピークあたりからは登山道が凍結していましたが、さほど苦労せず登ることができました。当麻乗越から雪を頂いた旭岳を眺めたのは実に30年ぶりでした。30年前も10月の頭に登りましたが、そのときはまだ紅葉が見頃で、見事な紅葉の広がる上に、真っ白に雪が降り積もった旭岳が聳えているのを目にして、思わず歓声を上げたのを覚えています。
昔、層雲峡ロープウェーの黒岳5合目駅には、坂本直行が描いた「黒岳の四季」の大作の油彩画4点が展示されていました。私はこの絵を何度も目にして、坂本直行の絵のファンになり今に至りますが、この作品は坂本直行の最高傑作だと思っています。ところが、この作品は後に姿を消してしまいました。それが今回、愛山渓温泉で約20年ぶりに再会することができたのです。愛山渓温泉では懐かしい旧友達とともに、大好きな絵にも再会できて感激もひとしおでした。

黄色が素晴らしくきれい
土俵沼
緑沼
このあたりの黄色も素晴らしい
エゾ沼
エゾ沼
エゾ沼を見下ろす
高原沼と緑岳
音更山と石狩岳を遠望する
空沼
噴気と紅葉と青空
どこもかしこも見事
渓流沿いの紅葉
ナナカマドの赤も素晴らしい
ヤンベ温泉を見下ろす
坂本直行「秋の黒岳」
坂本直行「夏の黒岳」
当麻乗越から旭岳
六の沼から永山岳
旭岳遠望
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塩見岳

2023-09-02 21:30:25 | 旅行記
昔間ノ岳山頂から雲の間に見た塩見岳にようやく登ることができました。
初日は登山口から三伏峠までは小雨、三伏山から本谷山の下りはずっと豪雨の中の登山で、心が折れそうになりました。(私は雨天では登山はしないことにしており、これほどの豪雨に見舞われたのは幌尻岳からの下山時の林道で夕立に遭ったとき以来でした。)
幸い塩見小屋に着く前に空が見え始め、夕方には塩見岳の姿も見ることができました。塩見小屋では同宿の人たちといろいろと話をすることができ、楽しいひとときを過ごすことができました。平日のため小屋も空いており、雨に濡れた荷物を広げて乾かすことができました。
翌日は雲海の上に素晴らしい青空が広がっていました。小1時間ほどで登頂となりましたが、西峰山頂に着く直前に突然目の前に富士山が現れてびっくりしました。東峰の山頂に着いて四方を眺めると、遠くには駿河湾が見え、伊豆の山々まで眺められ、後ろを振り返ると中央アルプスから北アルプス、御嶽山と乗鞍岳、立山と剱岳、さらに妙高山と八ヶ岳まで見えました。南には未踏の悪沢岳・赤石岳・聖岳が見え、大きな宿題となりました。そして、塩見岳がアル
プスの山々のちょうどへそのような山だということがよくわかりました。
8月のヤマケイのカレンダーは、塩見岳山頂から白峰三山を望む写真が掲載されています。同じ景色を見られ(しかもカレンダーと違って雲一つない)感無量でした。
 
塩見小屋と塩見岳
朝焼けの槍穂連峰
朝焼けの中央アルプス
塩見岳東峰と富士山
富士山
塩見岳西峰と中央アルプス・北アルプス遠望
悪沢岳・赤石岳・聖岳
三伏山から見た塩見岳
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夏の思い出

2023-08-20 20:30:10 | 旅行
この夏の思い出の写真です。きれいな花、景色、おいしいものばかりでした。































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42年ぶりの燕岳

2023-08-10 12:19:35 | 日記
42年前に燕岳から表銀座を上高地まで縦走するはずが、意気地なしで体力もなかったために、燕岳に登頂できなかったばかりか、常念岳登頂後そのまま一の沢へ下山するという、子供心にも屈辱的な北アルプスデビューとなった私は、いつかリベンジを果たしたいと願い続けてきました。常念岳はその後2回登頂し、常念岳から蝶が岳への縦走も実行しました。残るは燕岳登頂です。
本来は海の日の3連休を予定していたのですが、前週に寝冷えで風邪を引き、体調がまだ回復していなかったので、前日に燕山荘をキャンセル。でも、私が登るはずだった日に、たまたま若い友人が燕岳~大天井岳を日帰りで登ってきた画像を見たところ、雨こそ降らなかったものの、やや雲が多く今ひとつ眺望に恵まれなかった模様です。
さて、中房温泉の駐車場に車が止められないことが予想されたので、穂高神社前駐車場に車を駐め、バスで中房温泉に向かいました。バスはほぼ満員で、途中ずっと熟睡できました。
中房温泉では既に暑く、この先の登山が思いやられました。ちなみに42年前のことは、今回同様ガスの中をひたすら登りとにかくきつかったこと、合戦小屋でサイダーを飲み干したことしか覚えていません。
今回は靴を新調したので、できるだけゆっくり登ってベンチごとに休憩を必ず取ることを意識しました。おかげで、ここ何回かの登山に見られたような、最初飛ばしすぎて気持ちが悪くなることもなく、動悸が激しくなったり、息が上がったりすることもなく登ることができました。
合戦小屋では今回のお目当てでもあった名物のスイカもいただきました。42年前にはスイカの販売はなかったはずです。
合戦小屋からやや緩やかな道となり、ガスの切れ間にテントが見え、燕山荘に到着。ほぼコースタイム通りでした。荷物を置いて燕岳まで往復しました。山頂では雲が切れるのを待って30分ほど滞在しましたが、その様子もなく諦めました。山頂ではガスの晴れるのを待って写真を写してくださった方、北海道からはるばる登りに見えた方、お母さんがテントを背負い、小学生の息子さんと二人で登っていた方、6年越しで槍ヶ岳登頂を目指している方等々、何人かの方とお話しができたのはうれしいことでした。燕山荘へ戻る途中では、きれいなドレスとスーツに身を包んだ美人さんとイケメンさんのカップルが、ウェディング用の写真を撮影していました。昨年尾瀬でもそうした方々に会いましたが、最近のトレンドなのでしょうね。
燕山荘ではカレーとケーキセットをいただきました。夕食もボリューム満点でいささか食べ過ぎました。寝床は3畳に2人で、荷物もゆったり置けましたが、42年前は確か同じスペースに4人詰め込まれ、蒸し暑くて寝付かれなかったのを覚えています。
夜中にかなりの雨が降りましたが、朝になると青空が広がり、外へ出てみると眼下に雲海が広がっています。燕山荘の西側には、昨日見えなかった山々がずらりと並んでいるのが見えます。かつて登頂した大天井岳・穂高岳・槍ヶ岳・笠ヶ岳・鷲羽岳・黒岳が並び、昨日登頂した燕岳の左には立山も見えました。朝日が昇って槍ヶ岳~穂高岳の山々を染める一瞬も目にすることができ、感激しました。下山後のバスの時間に余裕があったので、もう一度燕岳に行こうかとも考えたのですが、イルカ岩まで往復するのにとどめました。
素晴らしい眺望に名残を惜しみながら下山をしました。暑さと戦いつつ、それでも前日よりは幾分涼しい中房温泉まで、ベンチごとにしっかり休みを入れながら、これまたコースタイム通りで下山しました。バスの時間まで1時間以上あったので、やはりもう一度登頂すれば良かったかなと後悔しました。
下山後は安曇野しゃくなげの湯で汗を流し、すぐそばにある安曇野山岳美術館で開催されている『アルプの仲間展』を鑑賞し、前夜に燕山荘でも見た畦地梅太郎の版画や、大好きな坂本直行の絵画を見てから帰途につきました。
朝の燕岳

燕岳と燕山荘
 
イルカ岩と燕山荘
イルカ岩と槍ヶ岳
朝焼けの穂高岳
朝日に染まる槍ヶ岳の峰峰
燕岳から大天井岳への稜線を雲が流れる
かつて登った笠ヶ岳
かつて登った鷲羽岳
かつて登った黒岳
かつて登った黒部五郎岳
雲海の向こうにかつて登った峰峰を見る
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24年前のトムラウシ登山

2023-07-25 21:33:27 | 旅行記
ネガフィルムをデータ化してCDに保存してくれるサービスを利用して、北海道の登山で最も思い出深かったトムラウシ登山の写真をUPします。
トムラウシに登ったのは何と24年も前のことです。カメラは安物のコンパクトカメラ。しかし、データ化してみると思った以上にきれいにデータ化されており、紙焼き写真をスキャナーで取り込むよりもずっと鮮明で驚きました。(ただし花の写真はほとんどピンボケで使い物になりませんでした)
このときは2日間とも快晴で、素晴らしい天気の元最高の登山でした。実は前の年の同じ時期にも全く同じコースで登っているのですが、山頂では雲海の上だったものの、途中から雲の中に入ってしまって眺望に恵まれなかったので、何としてももう一度登りたいと念願していたのでした。それがかない、人のほとんどいない山で素晴らしい光景を堪能することができました。
一方で、前泊した宿で同宿になった人と、五色岳やヒサゴ沼、トムラウシへの登りの途中で再会できたのは思いがけず楽しいことでした。
できればもう一度同じコースでトムラウシに登りたいのですが、このときの登山があまりに素晴らしかったので、それ以上の思い出は作れないだろうし、そもそも体力的に不可能だろうと思うので、この写真を見て思い出に浸るだけにとどめましょう。

 




























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GWは国宝建築巡りに

2023-05-15 21:04:04 | 日記
GW後半に岐阜で所用があったため、懐かしい人たちに再会がてら、周辺の国宝建築を見て回ってきました。永保寺などは思いがけないところにあることを知って急遽追加して見てきましたが、今回見た中では一番渋い雰囲気で好ましいたたずまいでした。琵琶湖の竹生島にも初めて渡り、都久夫須麻神社本殿の華麗な装飾彫刻を見てきました。

犬山城天守閣(愛知)
茶室・如庵(愛知)
永保寺観音堂(岐阜)
永保寺開山堂(岐阜)
専修寺御影堂(三重)
専修寺如来堂(三重)
都久夫須麻神社本殿(滋賀)
宝厳寺唐門(滋賀)

大法寺三重塔(長野)
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シャクナゲの室生寺

2023-05-15 20:59:00 | 日記
GW前に奈良に所用があったため、石楠花が見頃の室生寺に行ってきました。少しばかり見頃は過ぎていましたが、全山シャクナゲに埋もれている感じで、それはそれは見事でした。平安時代に建立された国宝の堂宇、平安時代に作られた仏像群を堪能してきました。













この標柱は師匠の今井凌雪先生が揮毫されたものです。室生寺に来るたび、じっくり鑑賞します。この標柱を書かれたときの先生の年齢をとうに過ぎましたが、先生は相変わらず遠く遙かな存在です。
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