すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

有難いのは周囲の心遣い。

2024-03-25 09:21:01 | うちのキヨちゃん
 コロナ感染が判明した時には、周囲にご迷惑をおかけしてはいけないので連絡すべきところには連絡していた。すぐにご近所や親戚から、
 「大丈夫?手伝えることある?」
と連絡を頂いたが、
 「いや、お気持ちだけで。くりりんもいるし、うつしてもいけないから。」
と答えていた。
 皆キヨちゃんにお世話ぎることを分かっているので、余計心配してくれていたので、
 「トイレにも一人で行けるし、くりりんで出来ることはしてもらえるから大丈夫。」
と説明していた。
 勿論、くりりんは朝忙しい時間にキヨちゃんの清拭の段取りや食事の段取りなどいつもの事にプラスして頑張ってくれているし、私が出来ることはしながら都度消毒している。ただ食事だけはどうしても買ってきてもらうしかなく、お弁当にしたりレンチンにしたりと目先は変えてもらったが、どうしたって飽きるし物によっては美味しくない。特にお弁当屋さんのお米の不味さには辟易とした(おそらくコロナの味覚異常のせいではない。他の味は分かるので。)。
 調理出来ないので、冷蔵庫で日がたって痛んだりしている食材があるだろうと思うにつけても気がせく。せっかくの春キャベツが~とか、きのこが~とか思うのである。
 そんな昨日、ご近所さんが来てくれていた。私は離れにいたのだが、夕方くりりんがコンビニの買い物を持って帰ってきた時、机に置手紙とおかずがあった。キヨちゃんによると3人分のおかずをフードパックに別入れして持参し、作りたてのシチューを我が家の鍋に入れ直して帰ってくれたらしい。
 本当に本当に有難かった。ご近所でも親戚でも勿論私でも何かあったら助け合う田舎だが、事コロナ感染という特異な状況なので、なるべく近寄らないのが普通である。私も親戚が寝込んだ時は買って行ったものを玄関先に置いて帰った程度だ。キヨちゃんが何かを持って歩くのは無理だと分かっているので、家にまで上がってくれたのだろうが気の毒な事だ。勿論、私が動く度に消毒しているしなるべく離れてはいるが、もしもの事があったらと心配にもなる。
 そして有難かったのはやはり手作りの料理は美味しい。買ったものはメニューを気にしていてもどうしても野菜が不足する。なのでたっぷりの根菜類の入ったシチューは身体にも嬉しかったし、他のおかずも野菜たっぷりだった。
 夕べはマスクと手袋をしてキヨちゃんのお風呂を少し手伝った。実にキヨちゃんも1週間ぶりだ。私は最後に入ってお風呂の掃除と消毒をした。
 もう少しだ。もう少し辛抱だ。そして恩返ししなきゃ。

介護ブログ 介護職へ ここをクリックしてお立ち寄りください

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする