すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

高齢者ドライバーの事故に遭遇。

2023-10-13 13:26:01 | ひとりごと
 今日午前中にいつもの胃薬を処方してもらうために通院した。その帰りに町内の店に寄って軽く買い物をしようと、かごを持って店内に入った途端、ガシャガシャガシャー!!という激しい音がした。
 「何??え!え!何が起きたん!?」
店にいる誰かがそう叫び、私も慌てて外に出た。その時点では何が起きたのか全く分からなかったのだが、道を挟んで反対側から、今立ち寄っている店の駐車場に向かって走って来る車を発見。スピードはそれほどなかったが、愛車に突っ込みそうな様子だったので、慌てて、
 「止めて止めて!」
と手を振った。
 見ると反対側の美容院の先生がドアに掴まったまま胸を押さえてフリーズしている。その一部始終を観ていたわけではないが、その場の人の話などから、どうやら右折する時に操作を誤り、焦ってブレーキをかけたつもりがアクセルを踏み込み、美容院の壁を擦りながら止めてあった自動車の手前でカーブして、反対側の店まで来たらしい。
 幸い運転していた方は自分で下りて来られ、駆け付けた買い物客がすぐエンジンも止めてくれた。美容院の前に所狭しと並べられていた先生ご自慢の花の鉢植えたちがクッションとなったのだろう。すべてなぎ倒されていたが、ご本人も店の人も誰も怪我していなかった。
 「大丈夫ですか?後から出るかもしれないし、少しでもぶつけたとことかあれば救急車呼びますけど。」
と声をかけ、
 「とりあえず、私警察に電話しますね。」
と警察に連絡した。
 店の先生はびっくりして動悸がするようで手の震えが止まらない。片づけたくても警察が来て指示が出るまで何もできないが、写真だけは撮っておかなきゃと思うものの手が震えて押せない状態。
 「おばちゃん、私撮るわ。」
とスマホを借りて壁や車などの状態を写真に撮った。
 小さい町なので知り合いも多く、その方の知人の人も駆けつけてくれた。車は前がかなり酷い状態だったので、レッカー移動しか無いかなと思われた。
 しかし、本当に誰も怪我しなくて良かった。運転手さんはもしかしたら後から力が入ったところの痛みとか出るかもしれないし、店の人はしばらくショックから立ち直れないかもしれない。
 高齢者ドライバーの事故はよくあるが、こんな身近で起きたこともないので(ここ最近で出くわしたのは駐車場での踏み間違いで、接触事故だったが、これほど派手な事故ではなかった)本当に驚いた。
 「私も、もう運転怖くてできない。」
 ぶつけられた店の方がぽつりとつぶやいた。でも・・・、田舎の場合、高齢者も車が無いと生活に困るのだ。難しい問題だな・・・。


*1時間以上庭を観ているたまちゃん。

     

     


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コメント (3)
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