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すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

お見舞い

2020-01-13 21:21:18 | ひとりごと
 今日は伯母の見舞いに行った。父の姉で今年満99歳である。
 ずっと元気でいたのだが、年末に肺炎を起こしたらしい。それまでは食欲もあり、物忘れはあるものの、いつも笑っている人だった。
 現在状態は落ち着いているのだが、入院はせず、施設で看取りを希望している。なので、親戚の皆で顔を観に行ったのだ。
 伯母は所謂「老衰」に入っていると思われる。顔色もよく、痛みや苦しみの訴えは無いが、こんこんと寝ている。時々目を覚まし、日によっては喋るらしい。
 行った時は声をかけても目を開けず、しばらく足をさすったり、頭を撫でたりしながら、皆それぞれ声をかけていた。
 しばらくすると、うっすらと目を開けてこちらを観た。分かっているのかどうかは分からないが、お茶が欲しいか聞くと小さく頷いた。
 99歳と言う年齢で、老衰状態というのにとろみも付いていないお茶を飲めている様子。食事については聞かなかったが、点滴はしない。口元やほほ、手に食事の汚れが少しあったので清拭した。と言う事は、ミキサー食くらいは状態によって食べているのか。
 足をさすると少し微笑んだような顔をしたり、
 「また来るね。」
の声掛けには何かしら口を2回ほどパクパクさせた。
 キヨちゃんを連れて行くのは心配だったが、今会っておかないと会えない可能性もあるので連れて行った。何かのきっかけでまた元気になる事も無いとは言えない。もともと数年前病院で余命を切られていたのを、医師の反対を押し切り娘が在宅介護に切り替えて、寝たきりから車椅子生活まで元気にしたのだ。そそて4年も生きながらえている。
 ただ、年齢的に、そして状態から、今出来るだけの介護を受けている状態であり、これ以上は望めないのかもしれない。
 父のきょうだいももうこの伯母で最後だ。痛みや苦しみが無いのなら、なるべく長生きしてほしいけど。


コメント (3)
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