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すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

「猫ばば」も忘れ去られる出来事

2013-08-22 21:18:33 | ひとりごと
 今朝、バタバタと忙しく掃除をしていたら、庭からキヨちゃんとくりりんの話声。何だか朝から仲良く話しているのか、それとも仕事の段取りかと思いながらいると、キヨちゃんが、
 「すず、イノシシの子供がおる。」
と言う。
 え?ウリ坊?と外に出ると、納屋の通気口の穴から鼻先を出している動物がいる。しかし、それはどう見てもイノシシではない。
 「母ちゃん、これ、アナグマじゃわ。」
 そうなのである。イノシシでもタヌキでもハクビシンでもイタチでもなく、アナグマ。とは言え、私とてアナグマを良く知っている訳ではない。以前山で見かけたときに、
 「もしかしたら、これがアナグマかも・・・。」
と調べたから知っているだけだ。





 さて、しかしアナグマが悪さをする物かどうかも良く知らない。ただ妙になつっこい。ハクビシンならもっと威嚇する。キヨちゃんは、白菜の苗をたてていたのをひっくり返したのがこいつであろうと考えた。ただ食べたとかではない。何にしても、家にいてもらっては困るので、何とか追い出したいと3人で思案していた。
 ところで、この騒動の最中うちの「何にでもフレンドリー」なリュウは、全く無関心。ただみんなが集まってるので上機嫌なだけ。何しろ鼻先に鳥が来て虫を取っていても知らんぷりである。
 一方くろべえは、花畑に座ったまま「ガン見」していた。そして微動だにしない。
 「すごい、めっちゃガン見してる。」
私がそう言うと、くりりんが、
 「いや・・。くろべえ、ウンチしてる。」
と教えてくれた。・・・あ、固まってたんじゃなくて、なさってたのね。
 しかし、ガン見は本当だったようで、いつもならウンチの後、振り向いてそれは丁寧に「お片づけ」するのに、全く振り向きもせずアナグマに一直線。じりじりと近寄っていた。
 「おいおい、くろべえ、ちゃんとおトイレの仕舞いしなさい。」
と言ったって聞くはずもない。すっかりウンチ君は放置状態である。
 喧嘩になっても困るので、とりあえずくろべえは退散させた。



 その後のことは気になったが、仕事があったのでキヨちゃんたちに任せて出勤した。午後メールが来て、何とかなった事は分かった。帰ったらキヨちゃんから武勇伝。
 まず外に出たすきに穴に蓋したらしい。するとくりりんの車の下に入り込んだので、車をゆっくり動かす。敷いちゃったら大変なのでキヨちゃんが声をかける。するとアナグマは車の動きに合わせて、もぐったまま移動。そのまま庭から出てしまったので、それからキヨちゃんが箒を持って追いかけた。
 それで、何とか一件落着したらしい。ただ、隣に行く可能性もあったので、夜電話をしておいた。
 後から、くろべえのウンチ事件を思い出し、3人で大いに笑った。

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コメント (4)
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