goo blog サービス終了のお知らせ 

すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

猛暑を乗り越えるには・・・

2013-08-04 19:33:21 | ひとりごと
 施設で24時間介護していても、この時期食欲が落ちる人もいれば脱水になる人もいる。施設にいて何故?と思われるかもしれないが、嫌がって首を振る人に無理矢理水分摂取も出来ない。他の水分摂取方法も試したりはする。病院と違ってすぐ点滴という判断にはならないが、あまり続くと医師に相談して点滴になる。
 ましてや在宅は本当に不安だらけだ。食欲が落ちれば、当然水分摂取量も減る。脱水になり始めると、受け付けなくなるだろうから、何とか食事や水分を摂ってほしい。
 とにかく、好きなものを持って行ってみたり、試供品の栄養補助食品やアイソトニック飲料などを持参する。
 「まあ、冷たくて美味しい。」
と一口飲んでくれたら、飛び上るほど嬉しいが、それほど甘くはなく二口目からは
 「後で飲むから。」
と手が止まる。翌日同じものを持っていったら、今度は飲んでくれない。
 独居だったりすると、家族に連絡してとにかく通院なども勧めてみる。
 そして、お年寄りはこの猛暑でもエアコンが使えない人が多い。間違えて暖房を入れる、冷房をガンガンに下げる、ガンガンに冷えた部屋で炬燵にくるまる。
 エアコンが使えなくても、せめて窓でも開けられればいいが、日がさしたり埃がするのを嫌って、雨戸を閉めたままの人もいる。
 何とか水分を勧めても、
 「おいといて。」
と言われたら、よほど関係が出来ていない限り無理には勧められない。翌日そのままのコップを見るとぞっとする。あまりの時は、飲むまで待つこともある。
 鍛え方が違うのか、ほとんど食事をしていなくても、この猛暑の中蒸し風呂のような部屋でいても、倒れないでいるのが不思議なくらいだ。勿論、倒れてなぞほしくはないのだが、本当に「元気」なのかどうかは疑問である。そもそも「不調」すら感じにくくなっているのではないか。
 この夏・・・乗り切るためにどうすればいいのだろう。

にほんブログ村 介護ブログ 介護職へここをクリックしてお立ち寄りください
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする