昨夜も眠れなかった。横になっても、常に神経は起きている。僅かな物音を聞き逃さないように、まるで夜勤の仮眠の状態でいる。
クリはついに食べ物を受け付けなくなった。友人が流動食も買ってくれたが、それも受け付けない。水ばかり飲む。そして嘔吐を繰り返す。
習慣なのかプライドなのか、排泄はどうしてもいつもの場所まで歩きたがる。でも、足はほとんど立たない。途中からだっこである。
おしっこもほとんど出ない。気持ち悪くて何度もしゃがみ込んでは、仕舞いにへたり込んでしまう。
毎夜、母が起きてきて、泣きながらクリに寄り添う。母が倒れるといけないので、心を鬼にして布団へ追いやる。
父は相変わらずだが、何とか覚悟を決めている。むしろ母の方が心配な位だ。
おそらく・・・もうそう長くはないのだろう。踏ん張っている私自身が、実は一番危ういのかもしれない。糸が切れないように、また心に誓う。
クリはついに食べ物を受け付けなくなった。友人が流動食も買ってくれたが、それも受け付けない。水ばかり飲む。そして嘔吐を繰り返す。
習慣なのかプライドなのか、排泄はどうしてもいつもの場所まで歩きたがる。でも、足はほとんど立たない。途中からだっこである。
おしっこもほとんど出ない。気持ち悪くて何度もしゃがみ込んでは、仕舞いにへたり込んでしまう。
毎夜、母が起きてきて、泣きながらクリに寄り添う。母が倒れるといけないので、心を鬼にして布団へ追いやる。
父は相変わらずだが、何とか覚悟を決めている。むしろ母の方が心配な位だ。
おそらく・・・もうそう長くはないのだろう。踏ん張っている私自身が、実は一番危ういのかもしれない。糸が切れないように、また心に誓う。
