《今はなき、外臺の大合歓木》(平成28年7月16日撮影)
ではここでは、「花巻(稗和支部)の労農党活動さかん」という項についてである。
名須川は次のようなことを述べていた。
昭和二年の花巻における労農党活動は特に積極的でさかんであった。その活動の一部。
三月二三日
労農党岩手県支部連合会第二回執行委員会
労農党岩手県支部連合会第二回執行委員会
花巻川口町花陽館にて開かれ、花巻の梅木文夫が書記、橋本常吉が執行委員で出席、一四件の協議と演説会三〇〇人。(昭和二年三月二三日 連合会報No.1)
五月一日のメーデー、新聞報道。
五月一三日
五月一五日 青年訓練所軍国主義教育反対花巻演説会
六月三日 労農党県支部連合会第三回執行委員会
四日 (於花巻花陽館・山屋旅館)
執行委員 橋本常吉、書記 梅木文夫
労農党加入の宣伝ビラ配布
この宣伝ビラの稗和支部の事務所「橋本方」が、後に賢治の保証人と援助で「宮右」の長屋(宮沢町)となった。
〈『岩手の歴史と風土――岩手史学研究80号記念特集』(岩手史学会)479p~〉 野外演説会 中止さる 花巻のメーデー
五月一三日
労働農民党岩手県支部連合会の演説会で幹部(小館長右衛門、横田義重等)が検束される
五月一五日 青年訓練所軍国主義教育反対花巻演説会
六月三日 労農党県支部連合会第三回執行委員会
四日 (於花巻花陽館・山屋旅館)
執行委員 橋本常吉、書記 梅木文夫
労農党加入の宣伝ビラ配布
この宣伝ビラの稗和支部の事務所「橋本方」が、後に賢治の保証人と援助で「宮右」の長屋(宮沢町)となった。
たしかに、これだけのことが挙げられているから、花巻の労農党活動は盛んであったと言えそうだ。そして、八重樫賢師の活躍振りも覗える。
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賢治の甥の教え子である著者が、本当の宮澤賢治を私たちの手に取り戻したいと願って、賢治の真実を明らかにした『本統の賢治と本当の露』
〈平成30年6月28日付『岩手日報』一面〉
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〒025-0068 岩手県花巻市下幅21-11 鈴木守
電話 0198-24-9813
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