みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

3490 早池峰のヤブニンジン

2013-09-08 09:00:00 | 岩手のセリ科
 ヤブニンジン(藪人参)はセリ科、ヤブニンジン属の多年草とのこと。
 『日本野生植物 Ⅱ』(平凡社)によれば、
 山野の藪などの日陰に生える。茎は直立し、長い枝をわける。葉は有柄で2回3出複葉をなし、長さ7~30㎝、少葉は卵形、薄くてやわらかく、両面に毛があり、裏面は淡泊色で、縁に鋸歯がある。花期は4-5月頃。複散形花序は長い花柄を出し、小花序は少数の花をつける。花弁は白色。果実は細長く、下部は尾状に細まり、隆条には上を向く刺毛が一列ある。
ということである。
 私は、このヤブニンジンとヤブジラミは似ていると感ずるが、その花期がずれていて、ヤブニンジンの方がヤブジラミより早いこと、また果実の形が明らかに違うことで両者を区別している(ヤブジラミの果実は〝卵状長楕円形〟である)。なお他のセリ科との区別も、丈の高さ(ヤブジラミの丈は30-70㎝程度)で他の似たセリ科とは容易に区別できることが多い。

《1 》(平成25年5月31日撮影)

《2 》(平成25年5月31日撮影)

《3 》(平成25年5月31日撮影)


 続きの
 ”早池峰のシャク”へ移る。
 前の
 ”早池峰のセントウソウ”に戻る。

 ”みちのくの山野草”のトップに戻る。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 3489 労農党への絶大な支援 | トップ | 3491 謄写版一式寄贈の意味 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

岩手のセリ科」カテゴリの最新記事