みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

3517 葛丸渓流沿いのセリ科

2013-09-21 09:00:00 | 岩手のセリ科
 9月19日に訪れた葛丸渓流沿いのセリ科の報告を先ず行いたい。

《1 ヤマゼリ》(平成25年9月19日撮影)

《2 〃 》(平成25年9月19日撮影)

《3 〃 》(平成25年9月19日撮影)

《4 〃 》(平成25年9月19日撮影)

《5 〃 》(平成25年9月19日撮影)

《6 〃 》(平成25年9月19日撮影)

《7 〃 》(平成25年9月19日撮影)

《8 〃の葉の裏》(平成25年9月19日撮影)


 さて、ヤマゼリ(山芹)はセリ科、ヤマゼリ属の多年草とのことであるが、『山に咲く花』(写真/永田芳男、編・解説/畔上能力、山と渓谷社、197p)によればその特徴は、
・山地の林内高さは0.5~1㍍の多年草。
・茎は中空で無毛。
・葉は2~3回3出複葉
・小葉は卵形で長さ3~6㎝、粗い鋸歯がある
・茎上部の葉は葉柄がなく、鞘となって茎を抱く。
・小型の複散形花序に白色の小さな花を開く。
・花期7~10月。
・分布:本州、四国、九州
 一方、『日本野生植物 Ⅱ』(平凡社、289p)によれば、
・葉は薄く、縁はけっして軟骨質にならない。
・山地にはえる一稔性草。茎は高さ50-100㎝になり、上部に多くの小枝を出す。葉は2~3回3出複葉で、小葉は卵形、あらい鋸歯がある。花期は7-10月で、花序は小さく、総苞片や小総苞片があり、線形。は数個で。萼歯片は披針形、花弁は白色。
ということであり、その特徴が殆ど合っていたのでヤマゼリと同定してみたのだが、気になるのが総苞片がないか、殆どないことである。今後の課題としたい。

《9 ミヤマセンキュウ》(平成25年9月19日撮影)

《10 〃 》(平成25年9月19日撮影)

《11 〃 》(平成25年9月19日撮影)

《12 〃 》(平成25年9月19日撮影)

《13 〃 》(平成25年9月19日撮影)

《14 〃 》(平成25年9月19日撮影)


《15 ヤブジラミの果実》(平成25年9月19日撮影)

《16 〃 》(平成25年9月19日撮影)


《17 シャクの果実》(平成25年9月19日撮影)


《18 アマニュウの果実》(平成25年9月19日撮影)


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 なお、その一部につきましてはそれぞれ以下のとおりです。
   「目次
   「第一章 改竄された『宮澤賢治物語』(6p~11p)
   「おわり
クリックすれば見られます。


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