みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

3478 早池峰のエゾノヨロイグサ

2013-09-03 08:00:00 | 岩手のセリ科
 <ただいま〝セリ科〟勉強中>
 昨年までは多少悩んでいたのだが、2年連続して観察してみた結果以下のものはいずれもやはり
  エゾノヨロイグサ
であると判断した。
 というのは、『山に咲く花』(写真/永田芳男、編・解説/畔上能力、山と渓谷社、203p)によればオオバセンキュウの特徴は、
・山地の林縁などの日当たりのよいところに生える。
・茎は紫色を帯び、無毛で、高さは1~2㍍。
・葉は2~3回羽状複葉
・小葉は狭卵形で2~3裂し、鋭い鋸歯がある
・葉の質は厚く裏面は帯白色。
・上部の葉は退化し、基部が鞘状にふくらむ。
・大型で有毛の複散形花序に白色の小さな花を多数密につける。
・果実は楕円形で長さ6~7㍉、両翼は広い。
・花期7~8月。
・分布:北海道、本州(中部地方以北)
・花は白色のとき淡紅色を帯びる。
とあり、基本的には殆ど当て嵌っていると思えるからである。
 ちなみに、
《1 G1》(平成25年8月28日撮影)

《2 〃 》(平成25年8月28日撮影)

《3 〃 》(平成25年8月28日撮影)

《4 〃 》(平成25年8月28日撮影)

《5 〃 》(平成25年8月28日撮影)

《6 〃 》(平成25年8月28日撮影)

《7 〃 》(平成25年8月28日撮影)

《8 〃 》(平成25年8月28日撮影)

《9 〃 》(平成25年8月28日撮影)

《10 〃 》(平成25年8月28日撮影)


《11 G2》(平成25年8月28日撮影)

《12 〃 》(平成25年8月28日撮影)

《13 〃 》(平成25年8月28日撮影)

《14 〃 》(平成25年8月28日撮影)

《15 〃 》(平成25年8月28日撮影)

《16 〃 》(平成25年8月28日撮影)

《17 〃 》(平成25年8月28日撮影)

《18 〃 》(平成25年8月28日撮影)

《19 〃 》(平成25年8月28日撮影)

《20 〃 》(平成25年8月28日撮影)

となっていて、特に、
・まずは、総苞片も小総苞片もともにない。
・山地の林縁などの日当たりのよいところに生えている。
・茎は紫色を帯び、無毛で、高さは1~2㍍。
・葉の質は厚く、
《21 〃 》(平成25年8月28日撮影)

 裏面は帯白色。
《22 〃 》(平成25年8月28日撮影)

・上部の葉は退化し、基部が鞘状にふくらむ。
《23 〃 》(平成25年8月28日撮影)

・果実は楕円形で長さ6~7㍉、両翼は広い。
《24 果実の長さ約5㎜、幅約4㎜》(平成24年9月27日撮影)

目盛り幅は1㎜である。
・花は白色のとき淡紅色を帯びる。
《25 花弁の先端は内曲する》(平成24年8月15日撮影)

からである。

 したがって、以前に撮っていた次のセリ科もエゾノヨロイグサであった。
《26 エゾノヨロイグサ》(平成23年8月2日撮影)

《27 〃 》(平成23年8月2日撮影)


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【参照】以下が昨年〝早池峰山のセリ科(エゾノヨロイグサ?)〟として投稿したものである。
 早池峰山の、エゾノヨロイグサと思われるセリ科の果実などのその後である。
《1 》(平成24年9月27日撮影)

《2 》(平成24年9月27日撮影)

《3 果実の幅は約4㎜》(平成24年9月27日撮影)

目盛り幅は1㎜である。
《4 》(平成24年9月27日撮影)

《5 》(平成24年9月27日撮影)

《6 》(平成24年9月27日撮影)

《7 》(平成24年9月27日撮影)

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 なお、以下は以前の報告分である。

 <ただいま〝セリ科〟勉強中>
 エゾノヨロイグサ(蝦夷の鎧草)はセリ科、シシウド属の多年草とのこと。ただしちょっと自信なし。
 写真は早池峰山のものである。

《1 全体像》(平成24年8月15日撮影)

《2 雄しべは花弁より長い》(平成24年8月15日撮影)

《3 花弁の先端は内曲する》(平成24年8月15日撮影)

《4 総苞片なし》(平成24年8月15日撮影)

《5 小総苞片なし》(平成24年8月15日撮影)

《6 重鋸歯と言っていいのかな》(平成24年8月15日撮影)

《7 基部が鞘状に膨らむ》(平成24年8月15日撮影)

《8 果実》(平成24年8月15日撮影)

《9 〃 》(平成24年8月15日撮影)


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