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《三輪の白い片栗(種山高原、令和3年4月27日撮影)》
白い片栗はまるで、賢治、露、そして岩田純蔵先生の三人に見えた。
そして、「曲学阿世の徒にだけはなるな」と檄を飛ばされた気がした。
白い片栗はまるで、賢治、露、そして岩田純蔵先生の三人に見えた。
そして、「曲学阿世の徒にだけはなるな」と檄を飛ばされた気がした。
先に、〝「宮澤賢治詩碑建設経過報告」(關 德弥)〟において、「宮澤賢治君詩碑建設趣意書」における当初の予定の碑文が変更されて、
東京の高村光太郎氏、谷川徹三氏、草野心平氏、藤原嘉藤治氏等の意見を徴すると、「雨ニモマケズ……」の晩年の詩はいゝ然し長すぎて困るといふのであつたが、最後に愈々となつて、それでは上句をけずつて「野原ノ松ノ林ノ蔭ノ……」 以下を碑文にしやうと決定したのである。これで吾々委員もほつとしたのである。
〈『宮澤賢治研究 5・6』(宮澤賢治友の会、昭和11年)69p~〉ということを知ったのだが、このことに関してやはり關 德弥(登久也)が次のようなことを述べていたことも知った。
…投稿者略…結局は、高村光太郎氏や、谷川徹三氏や、草野心平氏たちの意見を徴して、「雨ニモマケズ……」に決まつたのでした。だが困つたことは、この詩は長すぎて碑石に入れると文字が餘りに細かくなるといふので、再三心を惱ましたのですが、愈々となつて後半の「野原ノ松ノ林ノ蔭ノ……」と決定した時は、肩の重荷がとれたやうな氣分がしました。最後に「野原ノ松ノ林ノ蔭ノ」からでよかろうと斷じてくれたのは賢治尊父の政次郎氏だつたと思ひます。
〈『宮澤賢治素描』(関登久也著、眞日本社)14p〉な~るほど、是非はさておきそういうことだったのかと納得した。
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【新刊案内】『筑摩書房様へ公開質問状 「賢治年譜」等に異議あり』(鈴木 守著、ツーワンライフ出版、550円(税込み))
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【旧刊案内】『宮沢賢治と高瀬露―露は〈聖女〉だった―』(「露草協会」、ツーワンライフ出版、価格(本体価格1,000円+税))
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【旧刊案内】『本統の賢治と本当の露』(鈴木守著、ツーワンライフ出版、定価(本体価格1,500円+税)
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