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みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

やはり唱われていたし、それは「玄米三合」だった

2016-09-07 20:00:00 | 賢治渉猟
 本日(平成28年9月7日)、
《1 満蒙開拓青少年義勇軍(満州開拓青年義勇隊)》(平成28年9月7日撮影)

              <「鎮魂の碑」 岩手県滝沢市滝沢砂込>
の隊員だったお方(KT氏)に会いに行った。その方は昭和2年生まれであの柳原昌悦中隊のお一人であった。
 いろいろ貴重な体験談等をお伺いできたが、その中でも特に嬉しかったのは、次のことが確認できたことだった。

 青少年義勇軍では「雨ニモマケズ」は唱われていましたかとお訊きしたところ、
   手帳(多分小冊子のこと)に載っていて、唱っていた。
ということだった。そこで、それは玄米四合でしたか三合でしたかとお訊ねしたならば、
   たしか三合だった。
というお答えだった。

 そうか、「雨ニモマケズ」はやはり満蒙開拓青少年義勇軍でも唱われていたし、それもどうやら「玄米三合」だったのか。

 戦後、「玄米三合」に改竄されたことは以前私も確認できていたが、中には、「戦中も文部省の国定教科書では「玄米三合」に改竄された」という人もあるようだ。しかし、少なくとも私はそのことを確認できずにいた。
 ただし、戦中でも「玄米三合」に改竄されていた場合があるということも仄聞していたが、たしかにこのようなことが少なくともあった蓋然性が極めて高いということを、このKT氏の証言によって本日知ることができた。

 お話しを聞き終えて外に出たならば、
《2 岩手山方向は夕焼け》(平成28年9月7日撮影)

《3 その反対方向にはこんな光景が広がっていた》(平成28年9月7日撮影)


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◇ 拙ブログ〝検証「羅須地人協会時代」〟において、各書の中身そのままで掲載をしています。

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