みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

バッハゼーへ3(7/1)(回想)

2020-12-23 16:00:00 | スイスアルプス
《ゲンティアナ・アカウリス》(2007年7月1日撮影)

 グンミヒッタ(Gummihitta) は素晴らしい展望台でもある。周りの山並み等を眺めてみよう。
 まずは南東方向には
《1 シュレックホルンとメッテンベルク》(2007年7月1日撮影)

シュレックホルン(Schreckhorn)の峰を手前に辿ってくるとその前衛峰メッテンベルク(Mättenberg)に達する。そして、そこからは急峻な断崖になる。その崖の中央に縦に白っぽく見えるのはブライトロウビナという沢であろう。また、この峰の左側の氷河がオーべラー・グリンデルワルト氷河(Oberer Grindelwaldgletscher)である。なお、右端中央に見える小さな集落は後程そこに立ち寄って祭りを観る場所である。
 ズームアップした
《2 シュレックホルン》(2007年7月1日撮影)

 東南東方向に目を移すと
《3 ヴェッターホルン》(2007年7月1日撮影)

ヴェッターホルン(Wetterhorn)の中腹にある横真一文字の氷河はグーツ氷河(Gutzgletscher)だろう。
 真南方向には
《4 グロース・フィーシャーホルン》(2007年7月1日撮影)

グロース・フィーシャーホルン(Gross Fiescherhorn)の下の岩壁がフィーシャーヴァント、その下の氷河がフィーシャー氷河(Fieschergletscher)である。
 視線を南南西方向に回すとそこには
《5 ユングフラウ》(2007年7月1日撮影)

が見える。中央下部を流れ下りる氷河はグッギー氷河(Guggigletscher)であろう。
 眺望を楽しんだのでハイキング再開。
《6 コース斜面のお花畑》(2007年7月1日撮影)

 正面に見えるこの山塊
《7 レーティとジメリホルン》(2007年7月1日撮影)

レーティ(Reeti、左)とジメリホルン(Simelihorn、右)の手前の裾にバッハゼーがある。
《8 ラヌンクルス・アコニティフォリウス》(2007年7月1日撮影)

キンポウゲ科のラヌンクルス・アコニティフォリウス(Ranunculus aconitifolius)の群生。
《9 バルトシア・アルピナ》(2007年7月1日撮影)

《10 》(2007年7月1日撮影)

独特の風合いと色をしたゴマノハグサ科のバルトシア・アルピナ(Bartsia alpina)も咲いている。
《11 カルダミネ・プラテンシス》(2007年7月1日撮影)

アブラナ科のカルダミネ・プラテンシス(Cardamine pratensis)である。
《12 競演》(2007年7月1日撮影)

《13 見事!》(2007年7月1日撮影)

《14 競演》(2007年7月1日撮影)

ワスレナグサに似た浅葱色の花はミオソティス・アルペストゥリスだろうか。
《15 岩場になると植生が変化》(2007年7月1日撮影)

真っ白い花はガリウム・メガロスペルムム、クリーム色の花はサキシフラガ・ムスコイデス(saxifraga muscoides)だろうか。
《16 》(2007年7月1日撮影)

《17 ビオラ・カルカラタと蝶》(2007年7月1日撮影)

《18 》(2007年7月1日撮影)

鮮やかなパンジー、スミレ科のビオラ・カルカラタ(Viola calcarata)の花に蝶が留まっている。
《19 競演》(2007年7月1日撮影)

《20 ゲンティアナ・アカウリス》(2007年7月1日撮影)

リンドウ科のゲンティアナ・アカウリス(Gentiana acaulis、ゲンティアナ・コキアナとも)が固まって豪勢に咲いている。
《21 》(2007年7月1日撮影)

《22 ラヌンクルス・アクリスとボリゴヌム・ビビパルム》(2007年7月1日撮影)

キンポウゲ科のラヌンクルス・アクリス(黄色、Ranunculus acris)とタデ科のボリゴヌム・ビビパルム(白色、Polygonum viviparum)の花叢が広がる。
《23 》(2007年7月1日撮影)

《24 シレネ・アカウリス》(2007年7月1日撮影)

横から見たので花柄が見える。したがって、シレネ・アカウリス(Silene acaulis)である。ナデシコ科、コケマンテマの仲間である。
 間もなくバッハゼーなのだが、それは次回へ。
【25 ハイキングコース】

  <『JUNGFRAU REGION』(swisstop)より抜粋>

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