みちのくの山野草

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『昭和三年陸軍特別大演習記念写真帖』の宣伝

2017-02-08 08:00:00 | 昭和3年の賢治
 先日昭和3年の『岩手日報』のマイクロフィルムを見ていたならば、同年の7月頃の同紙には『鳳輦の躅』の宣伝広告が目立っていたが、昭和4年7月25日には上掲のようなトップ一面の上段を使い切ったものもあった。
 そこで、『鳳輦の躅』とは『岩手日報社』が出版した『昭和三年陸軍特別大演習記念寫眞帖』のタイトルだったことを知った。しかもその値段は
    「拾貳圓」
ととびきり高価なものだった。
 ちなみに、私も同社発行の『陸軍特別大演習記念寫眞帖』を持っているが、その定価は「一圓二十銭」であり、これに対して『鳳輦の躅』の方はその10倍であるから豪華さは推して知るべしである。

 そこでまた思ったことは、先の〝またもや「昭和3年陸軍大演習」絵葉書入手〟においても述べたことだが、当時の人達にとって「陸軍大演習」はよく知られていたものであったであろうということである。そしてそれが岩手で行われた当時、「演習」といえばこの「陸軍大演習(陸軍特別大演習)」のことであるということを皆知っていたであろうということである。

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