みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

筑摩に強く異議を申し立てる

2021-11-30 18:00:00 | 「賢治年譜」等に異議あり
《『筑摩書房様へ公開質問状 「賢治年譜」等に異議あり』(鈴木 守著、ツーワンライフ出版)の表紙》

 そもそも、現「賢治年譜」には、常識的に考えておかしいことが少なからず記載されているということに研究者等が気付かぬはずがない。しかし、それらが訂正されそうな気配は相変わらずない。ということは、それぞれ諸般の事情があるからなのであろう。が、門外漢で非専門家の私は何も失うものはない。そこへもってきて、先に述べたように高橋征穂先輩からの助言もあり、私はもう筑摩に遠慮などせずに、はっきりと強く異議を申し立てる、
 いつまでもこれらのことを筑摩書房が等閑視していることは許されない。賢治研究の発展のために、そして賢治の名誉や露の人権等を取り戻すために、まずは、『校本全集第十四巻』についての「総括見解」を、『事故のてんまつ』の場合と同様に公開せよ。
 そしてまた、『新校本年譜』についても再検証せねばならないはずだ。
 それとも、このままでいいのだと仰るのですか。
という異議をである。
 それは、社史『筑摩書房 それからの四十年』の「あとがき」の中に、
 もしも、あのとき倒産していなかったら、筑摩書房はどんどん腐り続けていったことでしょう。しかし、幸いにして倒産した。倒産したから一から出直すことができた。もちろん、そのために払った犠牲はとても大きなものです。多くの人に迷惑をかけました。だけど、倒産しなかったなら、もっと大きな犠牲を払わなければならなかったのではないか。
というような省察があり、確かにそのとおりだと肯えるからでもある。つまり、もし、第十四巻に関してこの「省察」のとおりにしていなかったならば、その結果はどうなっているかということをこの「省察」自体が教えてくれるからである。

 続きへ
前へ 
『筑摩書房様へ公開質問状 「賢治年譜」等に異議あり』の目次”へ。
 ”みちのくの山野草”のトップに戻る。

《ご案内》
 来る12月16日付で、新刊『筑摩書房様へ公開質問状 「賢治年譜」等に異議あり』(鈴木 守著、ツーワンライフ出版、550円(税込み))を発売予定です。
【目次】

【序章 門外漢で非専門家ですが】

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 賢治と甚次郞の追悼集の違い | トップ | 煙山ダムと「石原」(11/29) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

「賢治年譜」等に異議あり」カテゴリの最新記事