みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

疑心暗鬼の払拭にも取り組んでいただきたい

2021-12-01 18:00:00 | 「賢治年譜」等に異議あり
《『筑摩書房様へ公開質問状 「賢治年譜」等に異議あり』(鈴木 守著、ツーワンライフ出版)の表紙》

 そこで、はばかりながら正直に申し上げる、
 たしかに『事故のてんまつ』に関しては、この「省察」のとおり「一から出直すことができた」と言えると思うが、『校本全集第十四巻』に関しては一から出直したとは言えないのではないですか。
と。さらに危惧されることは、
 このまま等閑視を続けていれば、あまりにも安易な論理に基づいた、あるいは論理以前で、根拠さえも示さずに決めつけている個所が散見される現「賢治年譜」が、今後も人々に使われ続けることになる。すると、とりわけ、純真な子どもたちに今後も嘘の賢治を教え続けることになりかねず、それは避けねばならない。
ということである。そして懸念されることが、
 これらの筑摩らしからぬ事柄が引き起こされた最大の原因は、当時の「筑摩書房は腐りきって」いたからだということがもはや疑いようがないと認識してしまった私には、『校本宮澤賢治全集第十四巻』の記載内容はどこまでが本当のことなのだろうかと、延いては『新校本年譜』についても同様に疑心暗鬼に陥ってしまったことだ。また、そのような疑心暗鬼をこの拙著を読んだ方も抱くであろう。
ということだ。
 ついては、筑摩書房にはこのような疑心暗鬼の払拭にも取り組んでいただきたい。あるいは逆に、私の主張(検証できた仮説等)には間違いがないものと確信はしているが、もし間違っていると仰るのであれば、その反例等を突きつけていただきたい。その場合には私は潔く当該の仮説等を棄却いたしますので。例えば、なぜ「新発見の252c」とし、はたまた、「判然としている」と断定できたのかというその典拠を突きつけていただきたい。

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《ご案内》
 来る12月16日付で、新刊『筑摩書房様へ公開質問状 「賢治年譜」等に異議あり』(鈴木 守著、ツーワンライフ出版、550円(税込み))を発売予定です。
【目次】

【序章 門外漢で非専門家ですが】

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