気の向くままに

山、花、人生を讃える

「海上の森」ハイキング

2018年06月07日 | 

3日の日曜日、何年か前に開かれた万博「愛・地球博」の会場の近くにある、「海上(かいしょ)の森」に行きました。同行してもらった森林インストラクターの説明によると、海上の森は、以前は「海所の森」と表記していたとのこと。そして、昔この辺りは海だったことも知りました。山なのに「海上の森」と表記し、しかも「かいしょのもり」と読むなんて変に思っていましたが、説明を聞き、「なるほど」と納得しました。

この日の名古屋の最高気温は30度と暑い1日でしたが、歩いたコース(4キロ)はアップ・ダウンもなだらかな歩きやすい道で、しかもコースのほとんどが木陰だったので、さして汗をかくこともなく、ほど良いハイキングでした。

10時に出発して、インストラクターの説明を聞きながら森の中を歩き、やがて昼が近づいた頃、森を抜け出て視界が開けました。すると、そこには突然別世界へ出たような、いかにものどかな里山風景がありました。

 

そして、小さな水田では女の人が田慣らしをしていました。それが下の写真です。

わたしは里山で育ったわけではないが、いかにも懐かしく、ほんとうに癒される心地がしたことでした。この辺りでは、6月中旬ごろには平家ボタル、源氏ボタルも飛び交うとのことでした。

 

 

そして、ちょうど昼に民家風の「里山サテライト」(無料の休憩所)に着き、ここで昼食。板敷の床にいくつかのテーブルがあります。

 

 

敷地内には珍しい井戸があり、せっかくだからと水を汲みだして顔を洗ったら、冷たくて気持ちよかった。(殺菌してないから飲料水にはむかないとのこと)

 

その後、もう少し歩いて砂防池を見学。これは山から流れる土砂をこの池で受け止め、○○川(名前忘れた)に流れ込むのを防ぐために造られた人工池とのこと。池の中に枯れ木が立っていて、上高地の大正池のようでした。

 

今回のハイキングで、深く印象に残ったのは、森を抜け出て視界が開けとき、そこにあった里山風景であり、そして女の人が昔ながらの田慣らしをしている、いかにものどかで平和な光景でした。それは「別世界」というより異次元世界へ入り込んだような感覚でした。

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