気の向くままに

山、花、人生を讃える

やめる勇気

2018年10月05日 | 人生

貴乃花の相撲界退職のことが話題になっています。

 

私も多くの人と同じように、若貴時代は、この二人の活躍を楽しみにしていましたが、若貴時代の終焉と共に関心がなくなりました。そのあと、娘が結婚してから、娘の招待で3年続けて名古屋場所を見に行き、なかなか楽しかったのですが、娘に子供ができてからはご無沙汰で、また関心がなくなりました。

 

相撲界の内部のことは何も知らないし、どんな問題があり、貴乃花が何をしたかったのかについても何も知らないのですが、ただ、貴乃花が相撲界を退職したことだけについて言えば、潔いということは言えると思います。そしてさすがに貴乃花だとも思います。

 

特に、
ラグビーの試合で違反した選手について、なぜそんなことまでしてラグビー部にいたいのか、なぜそんな監督についていかなければならないのか、そんな監督なら見切りをつけてやめてしまえばいいじゃないかと思いましたし、(大学生では自分でそういう判断をすることはまだ難しいかもしれませんが)

 

また、
ボクシング協会のあまりに行き過ぎた会長の支配的横暴さを報道で見ているとき、その周辺にいた理事たちはいったい何をしていたのかと思ったりしました。普通の人ならあんなヤクザのような人間に歯向かうことはできないだろうということはよくわかる。しかし、あのような態度を目にしながら、そして恐れおののきながら、なぜいつまでも付き合う必要があるのか、さっさとやめてしまえばいいじゃないかと思いながらこれらの報道を見ていました。

 

さらに、ブラックリストに載るような会社で働いている社員たち、なぜそんなことまでさせられながら我慢し続けるのかと思うような報道をときどき耳にすることがありました。

 

そういうわけで、今回の貴乃花の退職について、「偉い!さすが」と感心しました。そのまま相撲界に残っていれば、経済的には安心であったはずなのに、しかし、貴乃花は多分、これ以上自分が相撲界にいても意味がないと感じたのではないだろうか。貴乃花にとってはとても残念なことだったに違いないと思うが、これ以上騒ぎを起こしては申し訳ないと思ったのかもしれない。そして潔く退職する道を選んだ。さすがだと思いました。

 

貴乃花の選んだ道が一番良い道であったかどうかはわかりませんが、しかし、ともかく「やめる勇気」、そして「潔さ」を見せてくれたと思います、その意味でわたしはよい手本になったと思うのですが、皆さんはどう思われますか。

 

≪追記≫
相撲協会の理事の方々が、前にあげた悪どい、こわもての人たちと一緒にしているわけではありませんので、その点はよろしくご理解願います。

 

コメント (2)
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