新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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アサツキ:浅葱(観賞に耐える野菜)

2011-05-26 10:54:17 | 植物観察1日1題

畑の片隅に丸い紫色の花をつけているものを見かけました。
園芸種の花かと思って近づいてみると、アサツキ:浅葱(ユリ科ネギ属)でした。
小さな紅紫色の小花が丸く集まった姿は、花としても結構観賞に耐えるものです。
ユーラシア大陸原産で、日本各地に自生し、野菜として栽培もされる多年草で、地上部は1年生、長さ1~2cmの鱗茎があり、いずれも食用にされます。
花は6~7月、俗にネギ坊主といわれる密集した散形花序に開きます。花序は紫色の膜質の総苞に包まれ、のち開いて、紅紫色の小花を開きます。花被片は卵状披針形で先が鋭くとがり、雄蕊6個は内部にとどまって目立ちません。
和名の浅ツ葱(アサツキ)は葉色がネギより浅い緑という意味で、浅黄色(浅葱色)の言葉はここからきています。