新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

フタリシズカ:二人静(三人なら?)

2011-05-23 08:45:39 | 植物観察1日1題
道端にフタリシズカ:二人静(センリョウ科センリョウ属)が花をつけています。
山野の林内に生える多年草で高さは30~60㎝になります。
どちらもセンリョウ科に属しますが、ヒトリシズカの花(07年4月9日記事)、センリョウとよく似た花で、葉が出かけの時に、白い糸状の雄蕊を3個水平にのばすのに対し、フタリシズカは、
成葉になって花が咲き、その花も白い3個の雄蕊が丸まって子房を抱く形になります。
葉も、ヒトリシズカが茎先の2対の葉が十字対生につきますが、基部が接近しているので4枚輪生のように見えるのに対し、フタリシズカは、2対の葉の基部が少しずれてつくので輪生とは見えません。またヒトリシズカの葉は暗緑色なのに対して、フタリシズカは葉に光沢がありません。
花穂が1個のものが多いヒトリシズカに対して、こちらは2個のものが多いのでフタリシズカの名がありますが、1個から5個ほどつけるのもあります。
3個以上ついていたら“静か”ではなく“姦しい”とでもいうのでしょうか。