新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

コクサギ:小臭木(花にも臭気) 

2011-05-11 11:52:01 | 植物観察1日1題


この数日なんとなくいい匂いのある植物を取り上げることになっていますが、今日のコクサギ(ミカン科コクサギ属)は木のなかでもよくない匂いの代表種でしょう。
枝や葉をもむと特有の臭気があるのでこの名がありますが、今咲いている黄緑色の花も同じ臭気をあたりに流しています。
雌雄別株で雄花は穂になってつき、雌花は1個ずつつきます。雌花の子房は緑色で、4個の心皮はなかば合着し、柱頭は4裂します。このかたちがコクサギの独特の果実(09年1月18日記事)に形成につながっています。