新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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ウド:独活(不思議な漢名)

2010-12-08 06:54:58 | 植物観察1日1題

半ば枯れ葉となったウド:独活(ウコギ科タラノキ属)に、黒い実がついています。
夏、球状の散形花序が多数円錐状についた大型の花序を出し、淡緑色小さな花を多数つけます。花穂は上部に両性花、下部に雄花がつきます。
当たり前ですが、果期の穂は、両性花のあった枝先に果実が付き、側面にあった雄花序は落ちてしまいます。
ところで、和名のウドは宇登呂の意味で茎が中空であるためという説があり、漢字のほうは難しい読みの割にはよく知られている独活ですが、漢方から来たことはわかるにしても、漢字そのものの由来は定かではありません。
風もないのに自分から動いているように見えるので“独活“という説もありますが、少々無理がありそうです。