新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

オオバヤドリギ:大葉寄生木(なんにでも寄生する)

2012-12-05 10:55:45 | 植物観察1日1題
奈良公園の一角にあるイヌガシの木にオオバヤドリギ:大葉寄生木(ヤドリギ科オオバヤドリギ属)が寄生していました。
本州関東から琉球の暖地で、ツバキ、モチノキ、マサキ、ヤブニッケイ、ハイノキ、ネズミモチ、ウバメガシ、イヌビワ、スギなどいろいろな常緑樹に半寄生する常緑低木で、若枝、葉裏、萼に赤褐色の星状毛があり、一見グミに似ています。
葉は皮質で長さは3~6cmの卵形~広楕円形でふつう対生します。
花は晩秋、集散花序を腋生し、果実は液果で長さ7~8mmの広楕円形で赤褐色の星状毛が密生します(下図)。和名は葉が大きいヤドリギの意味で、別名のコガノヤドリギは、コガすなわちヤブニッケイによく寄生することからきています。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿