新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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秋の大山国立公園⑦ クマノミズキ:熊野水木 

2007-11-09 18:18:30 | 植物観察1日1題


熊野地方で初めて発見されたとか、この地方に多いからとかでこの名がついたクマノミズキ:熊野水木(ミズキ科ミズキ属)は、どこにでもよく見られる高さ8~12mになる落葉高木で、ミズキ特有の枝の張り方で放射状に斜上します。
6~7月ミズキより1ケ月ほど遅れて、葉より高く散房花序に黄白色の小さい花を密につけます。
果実は枝果で、7~10月、直径約5mmで紫黒色に熟します。果実は黒っぽくて目立ちませんが、果序の枝が赤い珊瑚状になりよく目立ちます。小鳥たちに果実の存在を知らせる「2色効果」とよばれる仕掛けです。
黒い実と赤い果枝が同時に見ることは案外少ないのですが、ここ大山のクマノミズキの枝果は見事に「2色効果」を出していました。

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