ネズ:杜松(ヒノキ科ビャクシン属)が、緑の若い実をつけています。
日当たりのよい山地や花崗岩地などに生える常緑低木~高木で、高さはふつう3~12mになります。3輪生する葉は長さ1~2.5㎝の針状で、先がとがり触ると痛く、ネズミの通り道に置いておくとネズミが痛くて通れないというのでネズミサシという別名があります。
花期は4月、雌雄別株で、球果は直径5~10㎜の球形で、翌年または翌々年の秋黒く熟します。
果実は漢方で杜松実(としょうじつ)または杜松子(としょうし)といい、利尿、発汗、などにつかわれます。
また、特有の香りを持ちカクテルなどによく使われるジンは、オオムギ、ジャガイモなどを原料とした蒸留酒を仲間のヨーロッパネズミサシの実の上に流すことによって香りづけがされています。
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