新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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カキノハグサ:柿の葉草(凝った花のつくり)

2009-06-17 06:57:49 | 植物観察1日1題

神戸市西部の小高い山でカキノハグサ:柿の葉草(ヒメハギ科ヒメハギ属)を見てきました。
本州東海道、近畿地方の山地のやや乾いたところに生える多年草で、葉がカキの葉に似ているところからこの名があります。
茎は単一で直立し高さ20~30cm、葉は薄く滑らかで長さ8~17cmになります。
面白いのは花の形で、黄橙色の3個の花弁は長さ約2cmで合着し、下の竜骨弁の先には房状の付属体がつきます。5個の萼片のうち両側の2枚は花弁状の翼になり、残りの3個は普通の萼となります。
どうしてこの草がヒメハギ科なのかと思っていましたが、花弁の先端の房を見て納得です。
大きさから見てカキノハグサの方が兄貴分の気がしますが生育地が限られているので、広く分布するヒメハギに科名・属名を名乗る名誉を譲ったということでしょうか。
(ヒメハギ:06年5月11日記事参照)

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