新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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ミヤマホタルイ:深山蛍藺(晩夏の花と実・栂池自然園9) 

2012-09-21 17:41:46 | 植物観察1日1題

栂池高原の標高の高いところに位置するモウセン池に影を映していたのがミヤマホタルイ:深山蛍藺(カヤツリグサ科ホタルイ属)です。
本州中部地方以北日本海側の亜高山帯~高山帯の高層湿原や池沼に生える多年草で、茎の高さ10~40cm、基部は鞘状になった葉に包まれます。
7~9月、長さ4~7mmの小穂が1~数個集まってつき、茎のような苞が直立しているため、花序は茎の途中から出ているように見えます。(仮側生花序)
少穂の鱗片は長さ約3mm、花被片は刺針状で6個です。
水面に映る姿はなかなかのものです。
(8月31日撮影)