標高2060mの八方池周辺はさすがに花も遅く、一輪だけでしたがキバナノコマノツメ:黄花の駒の爪海道、本州中部地方以北、四国の高山の湿った草地や渓流沿いの岩隙などに生える小形の多年草で、根茎は短く、横にはいます。
腎円形~腎心形の葉は先は丸く、薄くて短毛があり、光沢がありません。
葉脇から長さ2~6cmの花茎をだし、黄色の花を1個つけます。上弁と側弁は長さ0.7~1cm、唇弁は大きく褐紫色のすじがあり、距はごく短くなっています。
和名の黄花の駒の爪は、葉の形を馬のひずめにたとえ、黄色の花をつけることからきており、高山植物にふさわしい気の利いた命名です。