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今年も師走、早くも各地の正月準備のニュースが流れています。
縁起物として飾りに使われるダイダイ:橙(ミカン科ミカン属)も、樹上で色を増しています。
ヒマラヤ地方の原産で日本へは中国から渡来し暖地に栽培される常緑小高木で、高さは3mくらい、枝に棘があります。
初夏、芳香ある白い花をつけ、果実は冬に熟します。
熟した果実を木に残しておくと、翌年の夏再び緑色に戻ります。同じ木に前年と当年の果実が同時に生ることを、代々栄えるとして縁起をかつぎ正月の飾り物になっています。
果実は酸味が強く直接の食用にはなりませんが、果汁は橙酢として鍋物のたれに使われるほか、果皮を乾したのを陳皮といい胃の薬やカレーなどのスパイスに使われます。