新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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サフラン:伯夫藍(高価な雌蕊)

2009-12-01 06:49:28 | 植物観察1日1題

サフラン:伯夫藍(アヤメ科クロッカス属またはサフラン属)の花が咲いています。
南ヨーロッパ、小アジア原産で、文久末期(1864)に渡来し、薬用植物としてひろく栽培される多年草で、高さ15cm内外、葉は花後に成長します。
10~11月に咲く花は淡紫色で濃い色の筋が入り、黄色の葯と3つに分かれた赤橙色の長い雌蕊が目立ちます。
この雌蕊を乾燥したものが、いわゆるサフランで、薬用、スパイスとして非常に高価なもので、湯を注ぐと黄色になり、料理に入れたり、鎮静、婦人病の薬や健康茶として飲用されます。
和名の伯夫藍はこの花柱を薬用にしたものをSafronと呼び、これを音訳して植物名になりました。
漢名では番紅花と呼ばれています。