祝 恵子/花冠同人

祝 恵子の俳句ブログ

走り梅雨

2006-05-19 14:10:14 | Weblog
走り梅雨銀杏並木の繁華街
久しき顔田舎饅頭夏広間
朴の葉に包まれている夏料理

苑に入れば若葉の風の柔らかし
池につかり世話する人の花アヤメ
飛び石を渡る先には黄の河骨

笑い話す友との語らい若葉陰
三味・鼓合いの手のあり鴨川踊り
舞台には藤花溢れ華競う
楽しき時すぎさり帰途にトマト買う

5月17日中学の関西同窓会には、関東、九州から参加有り。
翌日18日は、遠くから来られた人と京都見物のお供をする。平安神宮のお庭と、都をどりにいく。5月は先斗町歌舞練場の「鴨川をどり」です。



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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
好きな句 ( けいじ)
2006-05-19 15:14:58
朴の葉に包まれている夏料理



朴の葉には微かな芳香があって好きです。

小さい頃の思い出は、葉が出る頃、朴葉餅でした。

句の葉は容器としてのそれでしょうが、初夏ならではの趣があってすきな句です。
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若葉風 (大山 凉)
2006-05-19 18:50:03
苑に入れば若葉の風の柔らかし



瑞々しい若葉、吹く風もやわらかく

そっと頬を触ります。
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お礼 (祝恵子)
2006-05-19 19:17:27
けいじさま、「夏料理」の句へコメントを有難うございます。朴の葉にお肉や椎茸、青唐辛子等が乗っていました。初めて味わいました。



大山 凉さま、「若葉風」にコメントを有難うございます。結構な広さに吹く風も優しく、とても若葉が綺麗で皆さん喜んでました。



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花アヤメ (宮地ゆうこ)
2006-05-20 13:17:12
池につかり世話する人の花アヤメ

アヤメの涼しげな花色と池の水につかって一生懸命お世話をする人の姿が、季節のやさしさとなって鮮やかに浮かびます。
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トマト (かわなますみ)
2006-05-20 21:16:43
楽しき時すぎさり帰途にトマト買う



全十句を、楽しく拝読しました。宴や祭にご一緒しているような気分を頂き、そして、最後のこの御句で、あたりまえの日常にも「トマト」という、小さく鮮やかな喜びがあることを実感。俳句で、旅をさせて頂きました。

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夏料理 (池田多津子)
2006-05-20 23:09:40
朴の葉に包まれている夏料理

 めずらしいお料理のようですね。朴の葉の色と香りでお料理が華やぐようです。
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河骨 (平田 弘)
2006-05-21 11:07:28
飛び石を渡る先には黄の河骨



河骨の鮮やかな黄色をめがけて飛び石を軽やかに渡って行く喜びが伝わります。
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お礼 (祝恵子)
2006-05-21 11:22:53
宮地ゆうこさま、「花アヤメ」の句へコメントを有難うございます。胸までつかって作業されていました。綺麗だなと通り過ぎるだけですが、こういうお仕事が有っての事なのですね。



かわなますみさま、「トマト」の句へコメントを有難うございます。二日間楽しみ、また日常の生活に戻りました。来年も元気で参加したいものです。



池田多津子さま、「夏料理」の句へコメントを有難うございます。私も初めて朴葉の料理をいただきました。今までは見過ごしていたのかも知れません。





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トマト (碇 英一)
2006-05-21 19:05:41
楽しき時すぎさり帰途にトマト買う

 沢山の楽しい出会いのあとの実生活への転換に

トマトを買う。生活の奥行きの深さを感じます。
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河骨 (おおにし ひろし)
2006-05-22 11:24:14
飛び石を渡る先には黄の河骨



河骨の鮮やかな黄が浮かびます。水からぽっと顔を出した花が水によく映えて句の流れが大変良いと思いました。
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