高鋏枝切り柿の初体験
みかんもぐ庭木の中の一本より
唐辛子送りし吾が荷をほどく
座席少し倒してみたり冬の旅
初冬の小雨に像の無法松
兄妹城見上げおり冬浅し
冬の灯に点滴揺らしあらわれる
福岡の妹宅へ行く。小倉の病院へ先により、お見舞いする。久しく会え無かった兄も来てくれ三人で、小倉城や近くのビルのイルミネーションを少しの間、眺める。
明くる日、庭には鈴なりの柿、高鋏で、初体験。柿、みかん、大根菜、唐辛子等、切ったり抜いたりとした物を有りがたく頂き、自宅へ送る。
みかんもぐ庭木の中の一本より
唐辛子送りし吾が荷をほどく
座席少し倒してみたり冬の旅
初冬の小雨に像の無法松
兄妹城見上げおり冬浅し
冬の灯に点滴揺らしあらわれる
福岡の妹宅へ行く。小倉の病院へ先により、お見舞いする。久しく会え無かった兄も来てくれ三人で、小倉城や近くのビルのイルミネーションを少しの間、眺める。
明くる日、庭には鈴なりの柿、高鋏で、初体験。柿、みかん、大根菜、唐辛子等、切ったり抜いたりとした物を有りがたく頂き、自宅へ送る。
季語、「冬の旅」から何か目的があっての旅行と思いましたが、後書きも拝見し、妹さんのお見舞いのようでしたね。座席を「少し倒して」の語句に、折角の旅だから、少しリラックスしたい気持ちと「さりとて」の複雑な心情が交錯するのがよく窺え素敵な句です。
お大事に!。