祝 恵子/花冠同人

祝 恵子の俳句ブログ

炬燵

2006-12-21 10:30:21 | Weblog
炬燵には子らの画がきし絵を残す
筆記具に祖母の名書いた子十二月
冬ズボン2・3日干しおり子らの物

鶏鳴の寺より聞こゆ冬の路地
冬朝の淡き光に飛機雲も
師走街遺品のバック提げており

子供達が帰ってから10日以上過ぎているのに、今頃気がつきました。いかにぼんやり過ごしていたことかが。鋏や鉛筆削りに私の名が書いてあるのを発見。名前の<子>だけは漢字。誰だかすぐ分かりましたよ。以前、三角定規にお母さんの名が書かれているのを見つけて、名字が違うと不思議がっていた子です。ちゃんと間違わずにお祖母ちゃんの名字で書いてくれてます。

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9 コメント

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炬燵 (大山 凉)
2006-12-21 14:38:33
炬燵には子らの画がきし絵を残す
帰った後の静けさ、子供たちの書き残した絵を一枚一枚見るのは嬉しいものですね。このお気持ち、よくわかります。
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十二月 (小河原 銑二)
2006-12-21 21:33:57
筆記具に祖母の名書いたこ十二月
 お孫さんの可愛さをそのまま句にされた、ほほえましい好きな句です。私にも三人の孫がいますが、一番上が小学校4年生で今が可愛い盛りです。孫の可愛さが続くのがいつまでか。年年歳歳次第に知恵がついているようです。
1月6日神戸句会にて、お会いできること楽しみにしております。
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好きな句 (おおにし ひろし)
2006-12-21 22:32:23
炬燵には子らの画がきし絵を残す

こんなこと、私にも行くたびかります。こどもの気持ちが伝わって悲喜こもごもですね。
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お礼 (祝恵子)
2006-12-22 11:17:28
大山 凉さま、おおにし ひろしさま、「炬燵」の句へうれしいコメントを有難うございます。子供達用に用紙や色ぺん、クレヨンなど用意しております。

小河原 銑二さま、「十二月」の句に素敵なコメントを有難うございます。色々な面白いことを残していきます。
神戸新年句会よろしくお願い致します。お世話になります。
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好きな句 (小西 宏)
2006-12-22 13:18:40
炬燵には子らの画がきし絵を残す
炬燵を中心にして家族が楽しいときをすごす。子供さん(お孫さん?)がたが帰った後にも、その団欒の記憶がはっきりと残されているのですね。
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冬の路地 (志賀たいじ)
2006-12-22 14:20:03
鶏鳴の寺より聞こゆ冬の路地/恵子
明け遅い暁の鶏の声がお寺の方から路地に風に流れてくる。 寺があり、路地がみえ、鶏鳴の朝の地味だが静かな町の佇まいのドラマの背景を身近に見ている様な安らぎを感ずる句です。
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好きな句 (松本和代)
2006-12-23 16:11:29
炬燵には子らの画がきし絵を残す
子供さんたちが画かれた絵を置いて帰られたのですね。いろいろと思い出しながら、嬉しそうに眺めていらっしゃるお姿が浮かんできます。
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好きな句 (安丸てつじ)
2006-12-23 16:18:57
筆記具に祖母の名書いた子十二月
難しいといわれる孫の句ですが、着想がユニークで新鮮。可愛い気持ちを間接的に表現したところも好い。
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お礼 (祝恵子)
2006-12-23 17:28:30
小西 宏さま、松本和代さま、「炬燵」の句へうれしいコメントを有難うございます。残していきました画を楽しんでおります。

志賀たいじさま、「冬の路地」の句へうれしいコメント有難うございます。路地を行けばお寺さんがあるのはわかっていましたが、鶏の声には少々驚きました。

安丸てつじさま、十二月の句へうれしいコメントを有難うございます。思わぬことを残していくものです。後で分かることですが。
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