祝 恵子/花冠同人

祝 恵子の俳句ブログ

猫じゃらし

2013-08-23 10:43:45 | Weblog


猫じゃらしふと思われる故郷のこと
地蔵盆張り出しのあり尼の寺
たでの花軒下に届く勢い

夕月の高し散歩の畔の道
新涼の風送りたや夕涼み
祭り曲炭坑節の始まりぬ



デイリー句会
祝恵子
猫じゃらしふと思われる故郷のこと★★★★
「猫じゃらし」は、秋草のなかでも風情が楽しく、野道を歩けばどこに
でもある。遊びの少なかった時代、猫の鼻先へもっていって猫をじゃら
したこともあるだろう。故郷のことが、ふっと思い出される秋草である。
                    (高橋正子先生)


好きな句
桑本栄太郎様
★猫じゃらしふと思われる故郷のこと
故郷はここでは(さと・・・実家のあるところ)の意のようですね?
秋風が立ち、物寂しい思いの時は誰でも故郷を想うようです。僅かの風に
でも揺れる猫じゃらしの季語が、もの思いを誘って詩心を誘います。





写真下二番目、オクラの赤紫色、花屋さんで見たことはありますが、茎まで赤紫なのですね。

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