姫新線は、山陽本線の姫路から吉備高原に囲まれた津山盆地の中心都市・
津山を経て、新見までの158.1kmを、36駅で結ぶローカル線で、その結ぶ二
つの都市が線名の由来となっている。
全線の開通は比較的新しく、昭和11年と言う。
姫路からは、佐用・上月までが都市圏の近郊路線的な雰囲気で、途中の播
磨新宮辺りまでは比較的本数も多く、そこを越えれば1時間に1本程度の運行
である。上月を出て県境の万能峠をトンネルで抜けると岡山県に入り、その
最初の駅が美作土居だ。
当然全線を通しての運行は無く、兵庫県内では姫路から佐用・上月間で、
岡山県内では佐用・上月~津山間と、津山~新見の間の区間運転が殆どだ。
岡山県側はおよそ2時間に1本程度の運行で、僅かながら快速電車も運行して
いる。
岡山側はその北部を、ほぼ東西に貫くように路線が延びていて、津山近辺
の緩やかな高原地帯ではまさにローカル線そのものの、のんびりとした里山
風景が楽しめる。
また、中国勝山辺りからは、中国山地の懐近くを走るので、トンネルや、
25‰程度の上り下りやカーブが多くなり、厳しい山岳部の様相を見せる。
線路わきには所々に「20」とか「25」と書かれた標識が立てられていて、
ここではトロッコのようなスピードでのろのろと進行する。時折沿線に生い
茂る雑木が車体に当たったりする音が聞こえたりもする区間である。
また岡山県下を流れる三大河川、吉井川、旭川、高梁川の源流域にも近く
なるので、所々ではそれらの本流や支流が車窓に絡み、なお一層の彩りを添
えてくれる。(続)
(写真:JR姫新線・美作土居駅)
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『鉄道乗り継ぎ錦秋の奥会津を行く』アップしました
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つの都市が線名の由来となっている。
全線の開通は比較的新しく、昭和11年と言う。
姫路からは、佐用・上月までが都市圏の近郊路線的な雰囲気で、途中の播
磨新宮辺りまでは比較的本数も多く、そこを越えれば1時間に1本程度の運行
である。上月を出て県境の万能峠をトンネルで抜けると岡山県に入り、その
最初の駅が美作土居だ。
当然全線を通しての運行は無く、兵庫県内では姫路から佐用・上月間で、
岡山県内では佐用・上月~津山間と、津山~新見の間の区間運転が殆どだ。
岡山県側はおよそ2時間に1本程度の運行で、僅かながら快速電車も運行して
いる。
岡山側はその北部を、ほぼ東西に貫くように路線が延びていて、津山近辺
の緩やかな高原地帯ではまさにローカル線そのものの、のんびりとした里山
風景が楽しめる。
また、中国勝山辺りからは、中国山地の懐近くを走るので、トンネルや、
25‰程度の上り下りやカーブが多くなり、厳しい山岳部の様相を見せる。
線路わきには所々に「20」とか「25」と書かれた標識が立てられていて、
ここではトロッコのようなスピードでのろのろと進行する。時折沿線に生い
茂る雑木が車体に当たったりする音が聞こえたりもする区間である。
また岡山県下を流れる三大河川、吉井川、旭川、高梁川の源流域にも近く
なるので、所々ではそれらの本流や支流が車窓に絡み、なお一層の彩りを添
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(写真:JR姫新線・美作土居駅)
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