簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

大垣駅の盲腸 (JR乗り潰しの旅)

2011-09-30 | Weblog
 ろくすっぽ観光で見て廻ることも無い、そんな大垣の町ではあるが、JRの路線を乗り潰す
身には、捨て置くことも出来ない路線がこの駅から分岐している。



 東海道本線の支線で、通称「美濃赤坂線」と呼ばれる路線である。
終点の美濃赤坂まで僅か5キロ、途中には一駅しかない、大垣から見ると、飛び出た盲腸みた
いな路線である。

 12時51分発美濃赤坂行きは、大垣駅の3番線ホームから発車する。
この時間の乗客は数える程、ビデオやカメラを構えた、明らかに鉄道フアンと思しき人びと
が二三人、その他は仕事風の営業マンらしき男性と、何人かのお年寄りである。



 暫くは東海道本線と並走する。
大垣電車区の基地を左に見て、杭瀬川を渡り、その先で本線と別れると唯一の途中駅、荒尾
に到着するが、ここまでは4分ほどだ。
ここからも住宅や畑の混在する車窓風景を楽しむことが出来るが、その間も無いうちに終着駅
の美濃赤坂に到着する。



 2両編成の電車には、車掌が乗り込んでくる。
大垣を出るとすぐに、車内発券に廻り、荒尾を出るとすぐに切符の回収に廻る。
途中の荒尾駅や、終点の美濃赤坂の駅には、自動券売機も自動改札機も設置されていない
完全な無人駅だから、車内の車掌は短時間の業務が忙しそうだ。



 鉄道ファンらしき二三人は、13時00分発で、そのまま折り返して来た。
この路線、通勤・通学の利用が多いのか朝夕は比較的本数も有るが、昼間のこの時間帯は
この一往復しかない。
これをやり過ごすと、何も無い駅で次の15時43分発まで待つことに成る。(JR乗り潰しの旅・完)




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