簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

伊勢神宮(JR乗り潰しの旅・紀勢本線)

2017-03-22 | Weblog
 「神宮(じんぐう)」と言うのが伊勢神宮の正式な名称だそうだ。
国内に凡そ8000あると言われる神社の中でも伊勢神宮は、社格の対象外とされ
る別格の神社であると同時に、元々は皇室の氏神で、国家鎮護の最高神とされ、
古くから日本国民にとっては参拝の憧れ、強い崇敬の対象となって来た。



 「神宮」では20年ごとに正殿を造り変え神座を遷し返る式年遷宮が長きに渡り行
われてきて、近年では平成25年には62回目が無事行われている。
そんなお伊勢さんを久しぶりに参拝したのは、まだその余韻が残る翌年の春のこ
とである。



 五十鈴川に架かる宇治橋を渡るとそこはもう森に包まれた内宮の境内にと入り
込む。正面に建つ鳥居も、橋の欄干や床板にもまだ新しさが感じられる。
砂利の敷き詰められた参道を進むと、やがて右手が開け、敷き詰められた石畳が、
御裳濯川(みもすそがわ)に設けられた御手洗場の流れへと導いている。



 瀧祭神の辺りで参道が左に折れると、いよいよ神宮の核心に入り込む雰囲気で、
さすがにここら辺りには門前町の喧騒も届かず、聞こえるのは森で遊ぶ野鳥のさえ
ずりと玉砂利を踏みしめる足音だけである。



 やがて森が切れると正面に正殿の真新しい鳥居と建物が見えてくる。
聖域は当然のことながら撮影も禁止だ。



 石段を踏みしめるように一歩一歩上り、2000年の歴史を引き継いだ三種の神器
の一つ八咫鏡と天照大御神をお祀りする社の前で頭を垂れ日々の無事息災をご
報告する。
御神前ではお願い事をするのではなく、「おかげさまに感謝の心」を捧げるのが作
法とされている。(続)



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