簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
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第44回・次の旅への原動力

2009-05-22 | Weblog
今のJRでは「準急」は死語になっている。
マニアではないのでよくは分からないし、全てを把握しているわけではないが恐らく今準急は全国でも走ってはいないと思う。
急行も減った。
北海道では函館本線を走る「はまなす」、北陸線の「能登」「きたぐに」、津山線の「つやま」は廃止になったようだし、他にはまだ有るのかも知れないが、もう走ってはいないのかも知れない。

今では、特急や区間快速などの優等列車は益々進化する一方で、採算の取れないローカル線などは容赦なく切り捨てられ、ダイヤも貧弱になっている。
それに比べると、採算度外視の“国鉄時代”は旅人には優しかった。
周遊券も、仕組みが分かりやすくその数も多かったように思う。
今人気の「青春18キップ」では普通列車しか利用出来ない。
(最も利用できたとしても今「準急」も「急行」も殆ど走ってはいないが・・。)

だからこんな楽しい思い出の残るたびを体験できたと思う。
それに何よりは、そんな旅を共に楽しむ素晴らしい友に恵まれたことだ。
半世紀近くも前のこんな旅を、今も鮮明に思い出す。
そして時々その当時のことが無性に懐かしくなる。
そんな時古いアルバムを引っ張り出し、一枚一枚ゆっくりとページを繰って見る。

歳を取った性なのか・・・・。懐かしさに浸る時間が多くなった。
楽しかった旅の思い出が、次の旅への原動力となり、また旅に出る。
その後の旅好きは、この旅がトリガーになった。

【写真:大沼公園 昭和39年】

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