簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

四国遍路 土佐の遍路道

2010-05-05 | Weblog
昨年までに、発心の道場、阿波二十三ケ寺を打ち終えた。
この間、150キロ余りを歩いたことになる。
普段の生活ではとても味わう事が出来無い体験が幾つも心に残っている。

 【写真:薬王寺厄除け坂】

厳しいと言われた「遍路ころがし・焼山寺の山登り」も今と成って思い出せば懐かしい。
初めて遭遇したお接待にドギマギしたことが思い出される。

 【写真:焼山寺道】

色々な人との出会いも楽しかった。
あそこで分かれた区切り打ちの遍路はもう始めているのだろうか。
足を痛めて、途中で止めた夫婦の遍路は再開を果たしているだろうか。

今年は、修行の道場、土佐十六ケ寺を目指す。
二十三番・薬王寺から二十四番・最御崎寺までは80キロ以上有る。
三十六番・青龍寺から三十七番・岩本寺までは55キロ余り。
そこから三十八番・金剛福寺までは、なんと100キロを越える。

 【写真:日和佐にて】

土佐湾を挟んだ二つの岬、室戸と足摺を廻る土佐路はやたらと札所間の距離が長くなる。
それだけ歩き遍路にとっては難渋を極め、忍耐、我慢のしどころとなる事などから、修行
の道場と呼ばれる所以だ。

しかし土佐路は、その多くが海岸線に沿っている。
多くは国道55号を歩く。
心地よい春風に吹かれ、暖かな陽光を浴び、青い海を見て、咲き始めた春の花々を愛でな
がら歩けば元気が貰える。
こうして春の息吹を感じながら遍路道を歩くと心も癒される。

 【写真:遍路道から】

東京から来た夫婦連れの遍路や、北九州から来たと言う一人歩きの青年かな(?)遍路と
「再会できたらいいね」と話しながら車中の人となって分かれてから早くも半年が経って
いた。

 【写真:JR日和佐駅】

今年も歩き遍路を始めるべく三月下旬の某日、四国に向った(続)


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