簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

四国遍路 日和佐から

2010-05-07 | Weblog
JR日和佐駅に降り立った旅人は僅かである。
車掌がホームで数人の乗客からキップを回収すると、特急むろとは、気動車のエンジン音を
響かせて、薄色の煙を噴出しながら早々と出て行った。



土日高速千円の影響か、駅前の「道の駅」は相変わらず込み合っていた。
特設のテントに屋台も出て、折からの強風が辺りに食欲を誘う良い匂いを振りまいている。
売店で購入したお昼ご飯を、そんな匂いに刺激され、少し早いがここで食べ、11時過ぎに
歩き始める。



今日の予定は鯖瀬に有る鯖大師まで、距離にして20キロ弱の行程である。

鯖大師の「へんろ会館」を予約する折、「景色は海沿いの道が良いが距離は長くなるから
国道を歩くと良い」とのアドバイスを受けていた。
その国道55号は、ほぼJR牟岐線と並行し、海岸線に沿って室戸岬に向っている。



日和佐から3キロほど歩くと海側の道「南阿波サンライン」への分岐があるがここは迷わ
ず国道を選ぶ。
2時間ほど歩くと美波町から牟岐町に入る。



天気はこれから崩れ、大荒れになるとの予報が出されているが、今のところは風が強い程
度、多少雲が多いがこれがかえって日差しを遮り、暑からず、寒からず、歩くには丁度良
い気候で気持ちが良い。

歩き始めて3時間、薬王寺からは13.5キロ、牟岐橋を渡ったところで一休み。
一人歩きの遍路が、一人、また一人と牟岐川の対岸の国道を通り抜けていく。



さすがに、春のシーズンに入って、歩く遍路も多くなった様子だ。(続)

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