簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
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食べたまま、書いてます。

青春18きっぷとローカル線

2013-03-15 | Weblog
 18きっぷの利用が可能な期間に、所謂ローカル線と言われる路線を乗り歩いていると、
必ずと言って良い程にこの切符を持って旅していると思える人々と出会う。



 地元と思われる人も余り乗っていない、僅か数人の乗客だけのたった一両の客室の
中で、その殆どが明らかに18きっぷ持参と思われる事も決して少なくは無い。



 そのことは首から下げたカメラ、背負った荷物、手にした時刻表や、車窓に顔を寄せ食い
入るように見つめて、カメラにおさめまくっている所作からも推察できるし、ワンマンカーを
下りる時有人の改札口を抜けるときなどに得心出来るのだが、このことから逆に考えれば、
この人たちが乗込むシーズン以外にこの路線を利用する客は・・といらぬ心配をしてしまう。



 ところで18きっぷの販売枚数は、年間で50万枚程度と推測されている。
従って1枚当たりで5回だから、総計では250万回(日)使用出来ることに成る。
利用可能な期間は、おおよそ春が40日、夏が50日、冬が30日だから年間で120日余り
で、単純に計算すると1日当たり2万人余りがこの切符を利用している事に成る。



 それが全国各地にに散らばっていて、更には恐らく幹線の利用が多いで有ろうから、
一ローカル線で見れば決して大した数にはならないのかもしれない。
 しかし、18きっぷが有ることでこれだけの人が動くとなれば、地元の利用が見込め
ない中ではローカル線と言えども、集客の可能性が無いわけでもなく、多少の数字も
期待できるのではないかとも思うのである。(続)



 写真は何れも三重県・名松線伊勢奥津駅(本文とは無関係)
     注:名松線は平成21年の台風18号による被災のため、現在
       家城~伊勢奥津間でバスによる代行輸送が行われている。
               


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