簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

日本原と山の駅(JR乗り潰し・因美線)

2016-06-17 | Weblog
 那岐駅の南にある那岐山(標高1255m)は、岡山と鳥取の県境に位置する山
である。
その岡山側の南麓には日本原と呼ばれる、標高200m~400mの火山灰に覆わ
れた台地が広がっている。土地の多くを明治期以降は陸軍が、現在では陸上自
衛隊が演習地として使っていることで知られている。



 ここの地名は「奈義」と言う。
同じ“なぎ”ではあるが、鳥取側では智頭町にあるJRの駅も神社も郵便局も駐在
所も「那岐」と書くが、岡山県側ではなぜか「奈義」の字が使われる。





 那岐山の山名が、伊邪那岐と伊邪那美の国造り神話に由来することから「那岐」
の字が使われるようになったのか・・・等と思ってみたりするが、岡山側の「奈義」
にはどういった謂れが有るのか、などとこちらの方も気になったりもする。





 那岐山麓に広がる奈義町には「那岐山麓・山の駅」が有る。
豊かな自然に恵まれた地に、アルプスの田舎家をイメージした姿で建てられた施
設には、町の特産品やお土産を販売するショップやレストラン、体験や研修のため
の施設が有る。
また広大な敷地を利用した「山野草公園」や、暖かな木の温もりが感じられるコテー
ジなども併設されている。



 この町は太古の昔はマングローブの生い茂った海抜ゼロメートルの海辺であった
とされ、ビカリヤ(巻き貝)を中心とした動植物の化石が多数出土していて、町内に
はその歴史を伝える「ビカリヤミュージアム」が有る。
 また法然上人が修行した「菩提寺」や、「奈義町現代美術館」など見どころも多く、
それらを巡る拠点に山の駅は丁度いい。(続)



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