簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

城下町・津山(津山線・乗り潰しの旅)

2019-07-22 | Weblog

 津山駅前に建つ箕作阮甫の像を背にして町中を暫く歩くと、岡山三大河川の
一つ吉井川に行き当たり、そこに架かる今津屋橋を渡ると賑やかな鶴山通りが
北に延びている。
この通りをそのまま進めば右手に津山城址・鶴山公園があり、さらに北に向か
えば旧津山藩別邸の庭園・衆楽園が有る。





 この鶴山通りを挟んだ東側一帯は、「城東界隈」と呼ばれ、旧出雲街道に
沿って古い町並み良く残されたところだ。
又その西側は「城西界隈」と呼ばれ、狭い道の入り組んだ地域で、津山城下
を構成した武家屋敷や寺院の並ぶ寺町として栄えたところである。





 津山のシンボルとも言える津山城址の威容を望むなら、今津屋橋は渡らず
右岸を少し下った辺りが良いだろう。ここから城址を遠望すると、三の丸、
二の丸、本丸、天守台と積み上げられた壮大な石垣の様子がより実感できる。
特に桜の花の咲くころは圧巻で、石垣に植えられた桜は、帯状に幾重にも波
打つように鶴山を覆い、その頂に建つ復元された白壁の備中櫓が桜の波に浮
かぶようで、そのさまは遠目に見ても実に美しい。





 アケードの有る、今津屋橋商店街と言われる通りの両側は色々な商店が立ち
並び、人や車の往来も多く、この町のメインストリートだ。
道端の所々にはカッパのモチーフもみられる。これは吉井川に生息していたと
の言い伝えが有るカッパで、この地では「ごんご」と呼ばれている。
今では町おこしのキャラクターに成っていて、夏には納涼の「ごんごまつり」
が行われている。(続)



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