寺を出て僧都川の土手を歩くと、再び56号に合流、暫くは左手に御荘湾を見ながら
国道56号線を歩くことに成る。
今日の予定では宿まで残り10キロほどなので、途中ファミリーレストランに立ち寄り、
ゆっくりと時間を掛けて昼食を取る。
ここら辺りは食べ物屋さんの店も多く、その種類も多彩で、高知県内のように食事処で
困るようなことは無いようだ。
国道は相変わらず車の通行が多い。
道路脇に建つ“オレンジロード”の道標の、現在地を指す赤い丸印の位置が、何度見て
も殆ど変わらず、まだこんなところかとほとほと嫌になる。
御荘湾を離れると国道は登り道となる。
見た目は緩やかな坂のようだが、この八百坂と言われるだらだら坂の上りは意外にきつく、
峠まで1時間近くを要してしまった。
峠から一旦下った道は、右手に菊川小学校を見る辺りから再び登りとなり、上り切って、
緩やかに左に曲がりながら降りて行くと、目の前が開け遠くに宇和の海が見えてくる。
曇り空ながら、所々雲の切れ目からは、青空も顔を覗かせているので、海は明るく穏やか
にキラキラと輝いて見える。
室手海岸と言うから、てっきり海縁の道かと思ったが、この国道は海面からは、遥かに高い
ところを通っているので、海岸に出るには急坂を降りることに成る。
海ではヒオウギ貝の養殖が盛んなのか、沿道にはその看板を掲げた店が有り、店の脇には
鮮やかな緋色をした貝殻が捨てられている。
旧内海町に入ると、静かな入り江の向こう岸に集落が見え隠れする。
今晩の宿・旭屋もその中に有る筈だ。(続)
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国道56号線を歩くことに成る。
今日の予定では宿まで残り10キロほどなので、途中ファミリーレストランに立ち寄り、
ゆっくりと時間を掛けて昼食を取る。
ここら辺りは食べ物屋さんの店も多く、その種類も多彩で、高知県内のように食事処で
困るようなことは無いようだ。
国道は相変わらず車の通行が多い。
道路脇に建つ“オレンジロード”の道標の、現在地を指す赤い丸印の位置が、何度見て
も殆ど変わらず、まだこんなところかとほとほと嫌になる。
御荘湾を離れると国道は登り道となる。
見た目は緩やかな坂のようだが、この八百坂と言われるだらだら坂の上りは意外にきつく、
峠まで1時間近くを要してしまった。
峠から一旦下った道は、右手に菊川小学校を見る辺りから再び登りとなり、上り切って、
緩やかに左に曲がりながら降りて行くと、目の前が開け遠くに宇和の海が見えてくる。
曇り空ながら、所々雲の切れ目からは、青空も顔を覗かせているので、海は明るく穏やか
にキラキラと輝いて見える。
室手海岸と言うから、てっきり海縁の道かと思ったが、この国道は海面からは、遥かに高い
ところを通っているので、海岸に出るには急坂を降りることに成る。
海ではヒオウギ貝の養殖が盛んなのか、沿道にはその看板を掲げた店が有り、店の脇には
鮮やかな緋色をした貝殻が捨てられている。
旧内海町に入ると、静かな入り江の向こう岸に集落が見え隠れする。
今晩の宿・旭屋もその中に有る筈だ。(続)
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