簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

海自のまち・呉(海上自衛隊呉基地見学記)

2019-08-02 | Weblog
 広島県の南西部に位置する呉は、人口は22万人余りで、広島県内では広島市、
福山市に次ぐ第三の市である。
瀬戸内海に面していて、その海岸線を辿るようにJR呉線が走っている。
この路線は先の西日本豪雨では、94カ所もの被害を受け運休が続いていたが、
約五ヶ月ぶりとなる2018年12月に運転再開となった。





 この地では明治時代に旧日本海軍の呉鎮守府が開設して以来、戦前は海軍最大、
東洋一の軍港として知られ、海軍工廠では世界最大と言われた「戦艦大和」など
が建造された。
その為太平洋戦争では米軍の大規模な空襲を受け、町は大きな被害を受けている。





 戦後の昭和29年には海上自衛隊呉地方隊の基地が置かれ、今では東の横須賀、
日本海の舞鶴、西の佐世保、北の大湊等と並ぶ海上自衛隊の重要な基地の町だ。

 町に海軍や工廠などが置かれた事から、造船や機械、金属、鉄鋼等の重工業が
発達し、それらの関連企業も多く、今でも町の発展を支えている。
町中を国道31号線や487号線が貫いていてそれらを走行していると、行く先々の
至る所から、巨大な造船所に林立するクレーン群や、海自基地内の昭和ふ頭など
に繋留された潜水艦、色々な艦艇等をごく普通に目にすることが出来る。





 某年某月某日、「呉潜水艦訓練センター等研修会」に、某団体の一員として
海上自衛隊呉基地の研修という名の見学会に参加する機会を得て、大型バスに
乗り同基地を訪れた。
当地の同隊は、「潜水艦要員の教育及び乗員の訓練指導並びに潜水艦に関する
術科等の調査研究」を目的に、昭和35年横須賀基地から移管開講されたものだ。(続)



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