簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
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食べたまま、書いてます。

津山線

2019-05-20 | Weblog

 津山線は岡山市と県北部に位置する津山市との間、58.7Kmを15の駅で結ぶ
路線である。開業は古く、中国鉄道として明治31年に岡山から津山口が開通し、
現在の形で全通したのが大正12年のことである。





 かつては山陽と山陰を結ぶ連絡線として、直通の急行「砂丘」も運転され
ていたが、山陽本線から智頭急行線経由で鳥取に向かう「スーパーいなば」
や「スーパーはくと」にその座を奪われた。
今では快速「ことぶき」が、凡そ2時間おきに走っているだけのローカル線
に成り下がっている。





 とはいえ、一時期この線には急行「つやま」も運行していた。
その頃走っていた快速「ことぶき」とは、停車駅も所要時間もあまり変わらず、
急行料金だけ余分に必要とあって評判が頗る悪かったことを記憶している。
そんな急行も、2009年には廃止された。

 沿線は岡山駅を出て山陽本線と別れると、市街地を離れやがて旭川に出あい、
暫くはその本流に沿うように蛇行しながら進み、次第に山間の地に向かう。





 途中福渡を過ぎる辺りで旭川の本流と別れ、こんどはその支流の誕生寺川に
沿って北上し、やがて津山盆地に近づくと、今度は吉井川に沿いながら津山に
向かう。
このように津山線は、岡山を代表する三大河川の内、旭川と吉井川の二つの大
河と関わりながら、旧出雲街道ルートを行く国道53号線と、絡むように中国山
地の懐に入り込んでいく。
終点の津山は、町中を旧出雲街道が抜ける人口10万人の城下町で、通りには古
い町並みも残り、小京都と言われる観光地でもある。(続)

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