沿線の津山は、小京都と言われる観光地だ。
桜の名所として知られる「津山城址・鶴山公園」を始め、藩主の別邸
「衆楽園」や、城下町の風情を色濃く残す「町並み保存地区」が、城
の東西に展開している。

城下の東界隈は商人や町屋を、又西界隈は武家屋敷や寺町を中心と
して、それぞれ異なった雰囲気が楽しめる町歩きが旅人を待っている。
そんな津山に有って、今売出し中なのが「ホルモンうどん」である。

元々この地は、古くから牛馬の市が開かれていて、播磨、因幡、備前
などへの陸路や、吉井川の舟運などが発達していたこともあり、流通の
拠点となっていた。そんな背景が有って、ここでは質の良い食肉が入手
でき、肉食が禁止されていた江戸時代でも、ここでは滋養強壮のための
「養生喰い」が認められていたらしい。

近年、全国各地では色々なアイテムで町おこしが行われるようになり、
ここ津山でも数十年も前から食べられていた「ホルモンうどん」がご当
地B級グルメとして脚光を浴びるようになってきた。

もともと「捨てられもの」=「放るもん」=「ホルモン」と言うこと
らしく、鮮度が悪ければ捨てるより手が無かった代物が、グルメの主役
の座を射止めたのは、素早い加工処理技術が当地には有ったからだと言
われている。

駅の観光案内所には「津山ホルモンうどんマップ」も用意されてい
るので、それを手に店主の薀蓄に耳を傾けながら、お好みの味付けの
店を見つけるべく、食べ比べ歩きをしてみるのも良いだろう。(続)


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桜の名所として知られる「津山城址・鶴山公園」を始め、藩主の別邸
「衆楽園」や、城下町の風情を色濃く残す「町並み保存地区」が、城
の東西に展開している。

城下の東界隈は商人や町屋を、又西界隈は武家屋敷や寺町を中心と
して、それぞれ異なった雰囲気が楽しめる町歩きが旅人を待っている。
そんな津山に有って、今売出し中なのが「ホルモンうどん」である。

元々この地は、古くから牛馬の市が開かれていて、播磨、因幡、備前
などへの陸路や、吉井川の舟運などが発達していたこともあり、流通の
拠点となっていた。そんな背景が有って、ここでは質の良い食肉が入手
でき、肉食が禁止されていた江戸時代でも、ここでは滋養強壮のための
「養生喰い」が認められていたらしい。

近年、全国各地では色々なアイテムで町おこしが行われるようになり、
ここ津山でも数十年も前から食べられていた「ホルモンうどん」がご当
地B級グルメとして脚光を浴びるようになってきた。

もともと「捨てられもの」=「放るもん」=「ホルモン」と言うこと
らしく、鮮度が悪ければ捨てるより手が無かった代物が、グルメの主役
の座を射止めたのは、素早い加工処理技術が当地には有ったからだと言
われている。

駅の観光案内所には「津山ホルモンうどんマップ」も用意されてい
るので、それを手に店主の薀蓄に耳を傾けながら、お好みの味付けの
店を見つけるべく、食べ比べ歩きをしてみるのも良いだろう。(続)


