簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

神奈川宿(東海道歩き旅・武蔵の国)

2017-06-21 | Weblog

 結局「生麦事件の碑」を見つけられないままキリン横浜ビアビレッジの前で、第一
京浜国道に出て、神奈川宿を目指す。日差しがきつくなり気温も上がってきた。
国道歩きは暑くておまけに車の騒音で騒がしいし、横切る道路も信号も多く、車や
自転車にも気が抜けなくて少しも楽しくない。





 京急の神奈川新町駅を過ぎ、神奈川公園のところで国道を右に外れ、宮前商店
街の通に入ってきた。どうやらここらあたりからが神奈川宿らしい。
ここは幕末から維新にかけて、国際政治の舞台としても脚光を浴びたところだ。
宿場に隣接した神奈川湊が開港し、周辺の社寺が各国の領事館や公館・宿舎とし
て使われ、外国の侵攻に対し備えるための関門、台場も設けられた。





 青木橋で京急線、JR線や国道1号線を越え、アメリカ領事館跡の本覚寺を高台に
見て、台町に入ってきた。
ところがここに来て目印にしてきた東急東横線の踏切が見当たらない。
マンションを清掃中の管理人に聞くと「勤め始めて間がないので分からない」と言う。
たまたま出て来た住民の若い女性が「どうかされましたか?」と聞いてくれたものだ
から、「旧東海道を歩いているのだが」と言うと「この道で間違いないですよ」と言う。





 「目印の線路が見当たらないが・・・」
「目印、無くなっちゃいましたね、地下になったンです、ほらあそこ」と指をさした先を
見れば、先ほど通って来た「東横フラワー緑道」である。
平成16年の「みなとみらい線」の開通に伴い線路を地下化し、その上を緑道として
整備したのだと言う。(続)

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