簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

サバ寿司・千屋牛・ゆずりは餅(JR乗り潰し・伯備線)

2016-11-09 | Weblog
 久しぶりに新見駅で降り、昼食にサバ寿司でも買おうかと思ったら、駅構
内のキオスクがなくなっていた。駅員に聞けばもう3年ほどになると言う。
昨今、駅の売店がコンビニに置き換えられていくなか、ここには新たな店が
入ることもなく、ぽっかりとスペースは開いたままになっていた。



 弁当を求めて駅を出て、駅前を眺めれば、左手にあったはずの食料品店
も閉めている。駅構内の売店もなくなっている今、弁当が手に入らない。

 そんななか駅前ロータリー右側の土産物屋さんはまだ健在のようだ。
この店を訪ねてみる。
「店がなくなってしまって弁当が買えない・・・」と話しかけると、店番の女性が
「新見は山のほうが儲かるから、皆そっちに行ってしまう・・・」と、こんなことを
言っていた。



 この地に広く伝わるサバ寿司が好きで、昼食にと思ってきただけに残念だ。
そう言えば何年か前に来た時も手に入れられず、駅前の食料品店で買い求
めた菓子パンでお昼を済ませていたことを俄かに思い出した。
ちなみに新見のサバ寿司は、このお土産さんの店頭でも時間帯によっては
買うことも出来るらしいが今日は生憎と売り切れ、今回もまた外れてしまった。





 仕方なく駅前の千屋牛の食べられる食堂で、手っ取り早く昼食を済ます。 
千屋牛は高級ブランドとして知られる松坂牛や神戸牛のルーツとされる、
岡山が誇る食肉牛で県下ではよく知られている。





 余談だが新見のお菓子なら市内にある「さつき屋のゆずりは餅」が好きだ。
これはくだんの土産物屋さんの店先にも置かれていたが、残念ながら知名
度はあまり高くないようだ。
何の変哲もない小さな練り餅ではあるが、練り込まれている地元産の天然
柚のほのかな風味がなんとも言えない懐かしさを感じさせる和菓子で、食べ
始めるとついいくつでも手が出てしまう。(続)



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コメント
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